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相談者の深刻さに寄り添いながら、遊び心もあるのがゾンビタロット
Celeina:実際にゾンビタロットで占っていただいたんですけれども、他にもいろんな派生タロットカードはあるんですか?
TAZN:今はものすごくたくさんの種類があります。ゾンビタロットみたいなジャンルものから、アニメや映画作品などの特定の作品が描かれたタロット、もしくはマイノリティの人が自分たちのアイデンティティとかメッセージを込めるために作ったタロットや、絶滅危惧種の動物をモチーフにした環境意識を訴えるタロットとか。ありとあらゆる考え方とかカルチャーをタロットに乗っけていくのが今はすごく盛んです。
Celeina:TAZNさんは、実際にタロットカードに乗せている思いはあるんでしょうか?
TAZN:ゾンビタロットは生きるか死ぬかの世界でサバイバルしている作品だから、相談者の方の深刻さに寄り添ってもくれるし、同時にユーモアも感じられるカードなんです。なので、ちょっと遊びみたいな感じで、自分の深刻さから少しズレることができるみたいなところがいいなと思ってやっています。
タカノ:なるほど。ゾンビタロットの歴史はどれぐらいなんですか?
TAZN:これは2012年に出たものですね。
Celeina:TAZNさんはご自身でもタロットカードを作られているんですよね。
TAZN:そうなんです。去年TwitterがXになって、Twitterにいたくないという人たちがいろいろなSNSに分散していった流れがあったじゃないですか。その中の1つで「タイッツー」というSNSが出てきたんです。
タカノ:「ツイッター」を逆から読んだ名前ですね(笑)。
TAZN:そうなんです。「タイツ」という名前がついているので、SNS内のネットミームのような感じでタイツがもてはやされていて、それに影響を受けてタイツタロットというのを作ったんです。
Celeina:すごくキュートですね。これはTAZNさんが絵を描かれたんですか?
TAZN:そうです。
Celeina:どのカードのキャラクターもしっかりタイツを履いていて面白いですね。王様が網タイツを履いていたりして、ゆるキャラみたいで可愛いです。
タカノ:死神っぽいドクロみたいなキャラクターもタイツを履いていますね。
TAZN:これは鎌でタイツの毛玉を刈っている絵なんです。伝統的なタロットカードを元にして、全部描き直しています。

Celeina:すごく面白いです。タロットカードの世界は無限大なんですね。
タカノ:そもそもタロットカードはどういうきっかけで出会ったんですか?
TAZN:もともとゾンビ映画が好きなので、誕生日にゾンビタロットをプレゼントしてもらったんです。当時はタロット占い師ではなかったんですが、使っていくうちにすごく自分と相性が良いとわかって、プロの占い師になることになりました。
タカノ:プレゼントがきっかけでプロのタロット占い師になられるのはすごいですよ。皆さんも気になる方が多いと思うので、ぜひTAZNさんのSNSをチェックしてみてください。
Celeina:さて「FIST BUMP」、グータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介していただいているのですが、TAZNさんがご紹介してくださるのはどんな方ですか?
TAZN:小田島等さんというデザイナー兼アーティストの方です。VOIDというギャラリーをされていて、そこで以前占いをさせていただいていた時期がありました。
Celeina:気になりますね。明日は小田島等さんに繋ぎます。今日お迎えしたのはゾンビタロット占い師のTAZNさんでした。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann