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集めたレーザーディスクは、制作する映像のネタにも
Celeina:確かに、マイケル感があります。たくさんアイテムをお持ちですが、ご自宅で全て保管されているんですか?
バナナ:基本的には全部自宅で保管しているんですが、映像の展示をするときにブラウン管や液晶モニター、古いiPadを使うんですよ。それらを収納するために、ブラウン管専用の倉庫を借りています。
タカノ:自宅訪問をしたいくらいです。こちらはレーザーディスクですよね?
Celeina:実際にレーザーディスクを触ったことはないかもしれない。こちらまだ未開封じゃないですか。
タカノ:心の奥底のドアが刺激されています。懐かしい!
バナナ:物としても格好良いですし、中に入っている映像も格好良くて。コンピューターグラフィック的な側面もあったりするんですが、この『花のシンフォニー』はひたすらお花畑の映像が流れているっていう。
タカノ:『花のシンフォニー』の1番が「桜(ばら科、京都、長野、埼玉)」になっています。
Celeina:学校の視聴覚室に集まってみんなで見るみたいな、レトロな雰囲気を感じます。どういった用途で花畑の映像を見ていたんですかね。
タカノ:バナナさんはどのような用途で集めていらっしゃるんですか?
バナナ:レコードと同じサイズ感でピカピカしているのが格好良いと思って、何となく買い始めました。でも中の映像を見たら面白かったですし、自分が制作している映像のネタにもなっています。
タカノ:バナナさんの作品のインスパイア源でもあると。
バナナ:そうですね。音楽にしても映像にしても、物の興味から出発しています。
タカノ:使用されている機材も古いものだとお聞きしました。
バナナ:機材も、1980年代のシンセサイザーやドラムマシーンを使っています。実機だけではなくソフトも使いたいと思って、1990年代のMacBookで「ミュージ郎」というソフトを使用していたんです。その後「Logic」の古いバージョンに興味を持って購入したんですが、パソコンが対応していなかったので、今は古いパソコンを探している最中です。
Celeina:物が増えていきますが、それも幸せの一つですよね。
タカノ:映像や作品はバナナさんのSNSからチェックしてみてください。
Celeina:「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介していただいているのですが、バナナさんがご紹介してくださるのはどんな方ですか?
バナナ:下北沢のレコード屋「pianola records」の國友さんです。僕は全然覚えていないんですが、國友さんが別のレコードショップに勤めていた際、僕のことを変なレコードをいっぱい持ってくる人として覚えてくれていたらしいんです。その後イベントで仲良くなって、國友さんが運営しているレーベルからカセットをリリースさせてもらいました。
Celeina:衝撃の出会いですね。今日はミュージシャンで映像作家のバナナさんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann