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Colorpointeの世界観は、音楽やミュージカルへの深い愛から生まれた
タカノ:Colorpointeは2011年に立ち上げられていると思いますが、その経緯をお伺いしたいです。
Hink:もともとバレエ教室の先生をやっていたんですが、バレエとJ-POPや懐メロ、洋楽を掛け合わせたら絶対にショーとして楽しいだろうなと思っていたんです。それをちょっとした遊びで教室でやってみたら、「これだ!」とビビッと来て、そういった試みをしているカンパニーはないから、自分で作ろうと思ったのがきっかけです。なので、最初はトゥシューズを履いたダンスグループとして活動していました。
Celeina:ミュージカルという形に進化していったのはいつ頃なんでしょう?
Hink:ミュージカルは2019年にやっと始めました。ただ、ダンスボーカルグループをやっていた時から、おとぎ話のような、物語性を組み込んだ曲を歌っていました。
Celeina:なるほど、1曲1曲がミニミュージカルのような感じなんですね。
Hink:さらに、Colorpointeの曲はすべて、私が作った仮想世界「プラチナステラ」にある地図の中で行われていること、という設定なんです。
Celeina:待ってください。これはもっと話を聞きたいとおっしゃっていた瀬戸口さんが正解ですよ。
タカノ:時間が足りないですね。
Celeina:世界観を生み出すインスピレーションのもとは一体何なんでしょう?
Hink:小さい頃からディズニーや宝塚、ミュージカルなどに触れていたんですが、その中で、自分が好きな世界観についてどんどん考えるようになったんです。それが、自分の中にあるもう1つの世界になっていって、それを今は「プラチナステラ」と呼んでいるんです。誰の心の中にもある世界を作りたくて、全部やっています。
タカノ:世界を0から作るってとてもエネルギーがいることですよね。
Hink:そうですね。わたしの作品やアートワークを見てもらって、誰かの救いや明日の力になればいいなと思っています。自分も音楽やミュージカルにそうやって救われてきたので。