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日本のコーヒーの魅力とメルボルンとの違い
Celeina:ヴォーンさんは自称「東京イチのコーヒー愛好家」ということですが、日本のコーヒーの魅力は何ですか?
ヴォーン:コーヒーは豆の状態がどんどん変わっていくこともあって、難しい飲み物だと思うんです。皆さんも家で淹れることがあると思いますが、美味しい日も味が出ない日もある。でも、日本の職人気質なカルチャーに支えられた美味しい喫茶店も多いし、東京にオープンする海外のお店も多いですよね。身近に美味しい店舗がたくさんあるのは、コーヒーラバーにとってラッキーだなと。

Celeina:なるほど。ヴォーンさんはメルボルンの出身ですが、メルボルンと東京のコーヒー文化の違いは感じていますか?
ヴォーン:メルボルンはカフェ文化が盛んで、おそらく世界のコーヒーキャピタルなんですよ。
Celeina:タカノさんもメルボルンに住まれていたんでしたっけ?
タカノ:10年くらい前に3カ月ほど滞在していました。コーヒー屋さんで皿洗いをしていましたね。確かに、出勤前にコーヒーを飲む方が多かった記憶があります。
ヴォーン:6時半から7時にはお店がオープンしていますね。それぞれに好きなお店やバリスタがいるので、バリスタはそのお客さんに合わせた美味しいコーヒーを淹れることができるんです。
タカノ:日本だと「お客様は神様」という言葉がありますが、メルボルンのコーヒーショップは「お客様は親友」のような付き合い方だなと感じました。