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似て非なるタトゥーと絵画の関係
Celeina:先ほどは画家としての活動を伺いましたが、タトゥーアーティストもやっているんだよね?
REI:そうですね。
Celeina:どこかで修行していたんですか?
REI:修行はせずに、ずっと独学でやっています。きっかけは、当時の同居人に「絵が上手だから、タトゥー彫ってよ」みたいな軽いノリで言われたことです。でもやってみたら全然うまくいかなくて。絵と似ているのに、タトゥーを彫るとなると全然違うというところがすごく面白いし、何より自分はめちゃくちゃ負けず嫌いなので悔しいし、というところでタトゥーを彫るようになりました。
Celeina:外から見ていると、タトゥーを彫ることと絵を描くことって親和性がある感じがするけど、意外と違いもあるんだ。
REI:自分の中では全然違くて。絵をキャンバスに落とし込むというのは自己表現でしかないけど、タトゥーというのは自分の中で美容師と感覚が近くて、お客様と自分が作り上げるものなんですよね。人体ってすごく立体的で、しかもそこに命が宿っている。命が宿っている人とのセッションで生まれるから、自分だけでは決められないということもあって。
Celeina:確かに!
タカノ:変な質問なんですけど、タトゥーって基本一発勝負じゃないですか。緊張しないのかなって。
REI:最初の方はすごく緊張していましたね。ただ他の職業もそうだと思うんですけど、一番大事なのって準備段階なんですよ。彫るというのは技術の積み重ねでしかないんですけど、そのための準備がすごく大事になっていて。その準備が完璧にできていれば、何の問題もなく取り組めますね。
タカノ:準備というのは、モチーフのヒアリングから始まっているんですか?
REI:そうですね。タトゥーの大きさだったり、お客さんとの会話だったり。
タカノ:お客様と一緒に作り上げてくってのはすごくしっくりくる言葉ですよね。
Celeina:納得いきますよね。
タカノ:REIさんのタトゥーのデザインもInstagramで見られますので、そちらからチェックしていただければと思います。
Celeina:『FIST BUMP』、グータッチでつなぐ友達の輪ということでお友達を紹介してもらっていますが、REIが紹介してくれるのはどんな方ですか?
REI:KOTA KAWAIです。捨てられた服を素材に、椅子やマテリアルに昇華するアーティストさんなんです。これとは別に「Pickyou」というフリマサービスの運営もされている方ですね。
タカノ:聞きたいことだらけですね。一言で表すと?
REI:学校は違かったんですけど、同級生で。自分とは真逆だけど共感できる部分が多い人ですね。
Celeina:なるほど。明日はアーティストで「Pickyou」の共同創業者、KOTA KAWAIさんに繋ぎます。今日お迎えしたのは画家でタトゥーアーティストのREIさんでした。ありがとうございました!
REI:ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann