グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
1月3日は、パリなかやまさんからの紹介で、WEBマガジン『恵比寿新聞』の編集長・高橋ケンジさんが登場。恵比寿の街を紹介する『恵比寿新聞』を立ち上げたきっかけやおすすめのお店、高齢化に対する取り組み「泡恵比寿」について伺いました。
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電子の回覧板『恵比寿新聞』で恵比寿の人にフォーカス
Celeina(MC):昨日登場いただいたパリなかやまさんからは「恵比寿の街の応援団長」とご紹介いただいております。
高橋:応援団長。なんだか緊張します。(笑)
Celeina:『恵比寿新聞』は「東京・恵比寿の粋な情報を発信するWEBマガジン」ということですが、立ち上げたきっかけは何だったんですか?
高橋:そもそも僕は奈良県生まれなんですが、東京に来てから、好きな子の近くに住みたかったので恵比寿に住み始めたんです。住んでいるうちに感じたんですが、恵比寿の人って距離が近いんですよね。全然知らない人に「今日はおしゃれだね」と話しかけられる恵比寿は面白い街だと思って、取り上げてみたいと考えて始めました。
タカノ(MC):そんなきっかけだったんですね。恵比寿の人の距離感の近さは、あまり体感したことがなかったです。
高橋:イメージ的にはおしゃれな街というのがあるかもしれませんが、下町なんですよね。戦後から続いているお祭りや個人商店も多くて、住んでいる人も下町の雰囲気があると思います。
タカノ:実際に『恵比寿新聞』を作り始めたのはいつ頃ですか?
高橋:東日本大震災の後からだったので、2012年頃ですかね。
Celeina:リスナーの皆さんに『恵比寿新聞』を紹介するとしたら、どのように表現したらいいですかね?
高橋:回覧板の電子版のようなイメージです。お祭りの開催や新店舗のオープンも紹介していますが、どちらかというと、恵比寿にはこういう人がいるよとアーカイブすることに重点を置いています。
Celeina:恵比寿の魅力を外に発信するだけでなく、恵比寿内での交流も促しているということですね。
高橋:外へと発信していくというよりは、中の人たちに見てもらうようなメディアという感じですね。
タカノ:グルメ情報も載っていて興味深いなと思っていたんですが、これも人にフォーカスしているんですか?
高橋:もちろん美味しいお店も紹介してはいるんですが、それ以上に、どうやってメニューを作っているのか、どんなきっかけで作り始めたのか、どうしてお店を出したのかなどに焦点を当てていますね。
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高橋さんおすすめのお店「はなゆき」は集いの場
タカノ:背景を知ればお店に行くのが楽しくなりますよね。高橋さんが『恵比寿新聞』目線で選ぶとしたら、どのお店がおすすめですか?
高橋:僕は文化形成しているお店が面白いなと思っているんです。その点で、恵比寿神社の横にある「はなゆき」というお店がおすすめですね。クリエイターや劇団の人をはじめ、色々な人が集う人間交差点のような状態になっていて、出会いの場ですね。
Celeina:「はなゆき」の推しポイントは何ですか?
高橋:名物ママのゆきえさんですね。浮世離れしている感じもあるんですけど、すごく丁寧な方なんです。最近は僕が仕事をしている小学校に来ていただいて、子どもたちと一緒に料理を作ってもらったんですよ。その方の人柄が現れたカオスなお店で、行ってみないと分からないと思うので、足を運んでみてください。
Celeina:フラっといける雰囲気ですか?
高橋:ええ。「迷いました」くらいのテンションで行ってみてください。
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恵比寿の高齢化に対する取り組み「泡恵比寿」
タカノ:面白い人のもとには面白い人が集まりますから、そういう意味できっと独特のコミュニティが生まれているんでしょうね。
高橋:まさにその通りですね。そこから恵比寿の色んな文化が生まれている感じがしますね。
タカノ:気になりますね。そして恵比寿の高齢化問題に対する取り組みも行っているとお聞きしています。
高橋:どこの地域にもある問題だと思うんですが、戦前から祭りを続けてきた人たちが高齢になって、後継者が少なくなっているんですよね。コロナ禍が明けて、祭りを始めようかって言っても、「どうやってたっけ」とか、「4年経つとやるのにも腰を上げるのが辛い」みたいな感じになっていて。
僕らはそこを助けるために、「泡恵比寿」という取り組みをしています。もともと僕らの街って、130年前にヱビスビールの工場があって、そこから地名が恵比寿になったんです。なので、祭りで販売したビールの売上を全額祭りの人たちに還元するという仕組みを作ったんです。
Celeina:私は普段から恵比寿に行くこともあるんですが、そういったお祭りを継承していくみたいなトピックが問題になってきているのを知らなかったので、勉強になって良かったです。
タカノ:さて、ここで1曲お送りしようと思います。高橋さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。選曲理由から教えてください。
高橋:この後に紹介しようと思っている人が作ったんですけど、せっかくお正月の三が日だから日本の民謡でも聴きながらと思っていたら、たまたまこの曲を選んだ2時間後に能登沖で地震が起きたんですよね。奇しくもこれは富山の曲なので、この曲を聴きながら応援したいなと思って選びました。東京民謡倶楽部で”こきりこ節”。
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高橋さんの「ベストバイ」は電動キックボード
Celeina:今日は番組の方で、年末年始の「ベストバイ」を募集しているんですが、高橋さんの「ベストバイ」を教えてください。
高橋:電動キックボードです。今日も電動キックボードで来たんですが、行動範囲が広がりました。
Celeina:気軽に身一つで色々な所に行けるのが良いですよね。
高橋:いい買い物でした。
Celeina:「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介していただいているのですが、高橋さんがご紹介してくださるのはどんな方ですか?
高橋:先ほどの”こきりこ節”を作った東京民謡倶楽部のバンドマスターでもある、津軽三味線小山流3代目・小山豊さんです。
Celeina:一言で表すと、どんな方ですか?
高橋:刈り上げシティーボーイです。
タカノ:津軽三味線とのギャップがすごいですね。明日も楽しみにしています。
Celeina:今日はWEBマガジン『恵比寿新聞』編集長・高橋ケンジさんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann