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若手漫才師・まんじゅう大帝国は、落研時代からミラクルの連続で漫才師の道へ

2024.3.29

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

11月28日はお笑いライブを企画・主催する「K-PRO(ケープロ)」の児島気奈さんのご紹介で、お笑いコンビ・まんじゅう大帝国の竹内一希さん、田中永真さんが登場。落研時代のエピソードや、芸人になるきっかけとなった出来事についてお聞きしました。

まんじゅう大帝国の漫才からスタート

田中:どうもまんじゅう大帝国です。お願いします。急にごめんなさいね。

竹内:急だね。

田中:何かあります?

竹内:ちょっとね、聞きたいことがありまして。

田中:何でしょう。

竹内:クルマエビって、あれはエビですよね。

田中:エビです。有名なエビ。

竹内:これをひっくり返してエビグルマにしたら、これは車ってことでいいのかな?

田中:あればね。それがあればそうよ。

竹内:そうか!

田中:クルマエビがえびなんだから、エビグルマは車よ。

竹内:そうだよね!

田中:日本語って下の言葉になるようにできているから。

竹内:あ、本当! よくできているね。そしたら、あれはどうなんだろう。

田中:何?

竹内:ブラックタイガーってね、エビだよね。

田中:あれ、おかしいぞ。ホワイトタイガーは虎なのにブラックタイガーはエビだ! なんだこれ?

竹内:おかしいんじゃない?

田中:おいおい忙しくなってきたぞ。

竹内:本当だね。でもスーパーで見たことあるぞ?

田中:俺だって見たことあるよ。

竹内:ブラックタイガーって書いてあるパックに入ってずらっと並んでいたよ。あれは虎だったのかな?

田中:そんなわけないだろ! だって鮮魚コーナーにあっただろ?

竹内:そうね。虎は肉のコーナーにいたからね。

田中:間違いない。絶対いたよ。

竹内:なんでブラックタイガーっていう名前になったんだろう?

田中:最初に見つけた人が名前つけるからな。黒くて縞模様があるから、虎の仲間かなと思ってブラックタイガーって名前をつけたんじゃない?

竹内:見間違えか。

田中:まあ、勘違いして。

竹内:エビを虎とは間違えないだろう。

田中:俺もさすがに無理があるなとは思っているよ。

竹内:虎に似ているのはヒョウって、相場が決まっていますから。

田中:確かにな。クロヒョウをはじめて見た時に、ブラックタイガーかしらって思うのは分かるよな。

竹内:それは分かりますよ。でもエビを捕まえて「虎だ! 虎だ! 虎を捕まえた!」っていうのは。

田中:やばいやばい。有名になっちゃうよ。

竹内:笑われちゃいますからね。

田中:笑われちゃうよ。あ、それじゃない? 笑かそうとしたんじゃない?

竹内:え?

田中:シャレよ、シャレ。どう見ても虎じゃないものに、「タイガー」って名前をつけちゃうシャレよ。

竹内:なるほど! 「そんなわけねーだろ!」って。

田中:そういうやつよ。

竹内:なんだ、シャレか。

田中:そうよ。

竹内:面白くないね。

田中:そんなこと言ってやんなよ。もういいよ。

落語しかしていなかった2人が漫才をするようになったきっかけ

タカノ(MC):お2人いきなり、ありがとうございました。改めて、ここからは「FIST BUMP」のコーナーです。

Celeina(MC):昨日お迎えした、お笑いライブを企画主催する「K-PRO」の児島気奈さんのご紹介で、お笑いコンビ・まんじゅう大帝国の竹内一希さん、田中永真さんをお迎えしました。よろしくお願いします。

田中:まんじゅう大帝国の田中永真です。

竹内:竹内一希です。お願いします。

Celeina:1つだけ言ってもいいですか? 今のネタが私の一番好きなネタなんです。

田中:1番っていうことは他のネタも知ってくれているんですか?

Celeina:はい、他のネタも拝見させていただきまして。今日の打ち合わせの時にブラックタイガーのネタのことを話していたんですよ!

タカノ:そうそう!

竹内:違うネタにした方がよかったのかな。(笑)

Celeina:いやいや、生で見られて嬉しいです!

竹内:まさか知ってもらっているなんて思ってないから。ネタが始まった瞬間にすごく大喜びしてらっしゃって、どうしたんだろうって心配になっちゃって。

Celeina:あんまり興奮しすぎたら漫才に響くかなと思って抑えようとしたんですけど、「キター!」ってなっちゃって。

田中:楽しませようと思って始めたのに、我々が先に楽しむ形になって。あら、なんだろうって。

竹内:こっちが喜んじゃったよね。

タカノ:改めて、めちゃくちゃ面白かったです。

田中:よかったです。

タカノ:漫才のスタイルがミドルテンポな感じがすごく好きで。ミドルテンポってあっているのかわかんないですけど。

田中:ハイテンポとローテンポは聞いたことあるけど、ミドルテンポは初めてだな。

タカノ:ミドルな感じがするんですよ。

田中:これから言っていこう。

タカノ:田中さんが否定せずに、受け止めつつ漫才をやるじゃないですか。そこがいいですよね。

Celeina:私はそこに愛を感じる。ごめんなさい、独特な感性で。

田中:ミドルテンポと愛、ピンとこそ来ないですけど、良いことを言ってもらっている。

竹内:嬉しいです。

Celeina:早速笑わせていただきましたけれども、お2人のルーツをお伺いしていこうと思います。お2人の出会いは大学の落語研究会、いわゆる「落研」ということですね。

竹内:そうですね。

Celeina:落語をされていたんですか?

田中:学生時代は4年間ガッツリ落語だけ。

竹内:ひたすらに落語しかしてなくて。だから漫才とかはほとんどしてなかったんですよ。

田中:たまに学祭でやるとかはあったんですけど、最近あるような、学生芸人みたいな活動は全然やってなかったですね。

竹内:お互い違う大学に通っていたんですけど、一応交流はあったんです。一緒に寄席で落語をやったりして、その後に飲みに行く飲み仲間というか。

田中:飲みに行くために落語会をやるっていう。

タカノ:そっちがメインで。(笑)

竹内:僕の方が後輩でしたけど、仲間に混ぜてもらっていたという。

Celeina:そこからどうやってお笑いの道に?

田中:色々と偶然で。僕は何となくお笑い芸人になりたいなっていう夢があったんですが、竹内の方は大学4年なのに就活もやってなかったので、人生を適当に考えている奴がいるぞと思って。仲良かったし、学生時代の最後の思い出として、遊びで漫才やってみようよという感じで、エントリーすれば誰でも出られるライブに出たりとかしていたんです。

竹内:それこそK-PROさんのライブだったんですけど。

田中:そのライブに出て、「楽しかったね」なんて言っていたんですよ。その数ヶ月後に2016年のM-1の予選があったので、同じノリで、「今度、M-1に出てみない?」って言って出たんですよ。

Celeina:はい。

田中:1回戦ってみんなウケないんですけど、僕らがたまたまウケたんです。そのことを、僕らの後ろの出番だったアルコ&ピースさんがラジオで話してくれたんですよ。「まんじゅう大帝国っていう知らないアマチュアが目の前ですごいウケてて」って。そうしたらそいつらは誰なんだ、という風になって。 

竹内:お笑い界隈でちょっと話題にしてもらって。

田中:そこからK-PROさんのライブに呼んでもらえるようになって、これはもうアマチュアじゃないんじゃないかっていうので、やってくかという風になって。

竹内:流れに身を任せて。

Celeina:すごい!

タカノ:そんなことあるんですね。

竹内:なんの決意もしないで始めたんですよ。

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