グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
11月7日は、カープロダクトレーベル「CarService」の伊東時生さんが登場。車文化や、自身の愛車、車で行けるコーヒースタンドなどについてのお話を伺いました。
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車文化を盛り上げるために作った「CarService」
Celeina(MC):伊東さん、本業はファッション系の広告代理業を行われているんですよね。その傍ら、お友達とも、ある意味趣味って言ってしまっていいんですか?
伊東:そうですね、趣味です。
Celeina:趣味で、カープロダクトレーベル「CarService」の活動をされているということで。
伊東:元々、車好きの集まりでやっています。車というものが一般的になってから、まだ100年は経っていないと思うんですが、カーシーンには、暴走族みたいな車とか、走り屋みたいな車とか、オーディオカーとか、色んなジャンルの車があると思うんです。そうやって文化ができている反面、若者が車離れをしているという話もあるので、車好きで集まって、車文化に何か起爆剤を作れないかなという思いを持って始めたのが、CarServiceという感じですね。
タカノ(MC):今日着ていらっしゃるスタジャンは、CarServiceのオリジナルのものですか?
伊東:そうです。これは売り物ではないんですけれども、車ってスポーツとかと一緒で、チームジャンパーとかTシャツとかを作って、みんなで着たりしているんです。たまに販売もするんですけど。
タカノ:緑のスタジャンにロゴが「CarService」って書いてあって、すごくかっこいいです。
伊東:これはオイルのメーカーさんのデザインをサンプルにさせてもらっているので、車好きだと「なるほどね」となるデザインになっています。
タカノ:アパレルの他にイベントなどもされているんですよね?
伊東:本業は広告代理業で、主にファッション系のイベントをしたり、ビジュアルを作ったりしています。CarServiceの活動をアウトプットしていく時に、本業の経験を活かしたいというところもあって、実際にカーミーティングをやってみたり、招待制のカーショーをやってみたりとかしています。カーミーティングだと、特定の場所に車が乗り込んできて集まるだけのオフ会みたいなイメージがあると思うんですけど、カーショーだったら幕張メッセみたいな大きな倉庫のような展示会場などに車を置いて、色んなオーナーさんたちの車をしっかり見せて、交流もするという形になっています。
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愛車は『イニシャルD』の主人公が乗っているAE86
Celeina:CarServiceをされている伊東さんですけれども、車に興味を持ったきっかけから伺っていきたいです。
伊東:僕は1994年生まれなんですけど、1990年代って日本の車ですごく面白いスポーツカーがいっぱい出ていたし、名作と言われている『グランツーリスモ』というレースゲームが誕生したんです。1990年代は生活の中で色んな車に触れる機会があって、車離れというよりも、みんなが車に乗りたいという時代だったと思うので、多分それもあって、18歳になったら早く免許を取りたいという思いを持って生きてきたのかなと思います。
タカノ:最初に購入したのは?
伊東:最初はHondaのシビックという車を買いました。社会人1年目だったんですが、何とか車を買いたいなと思っていて、数十万円のローンを組んで、月々1万円、2万円ぐらいの返済額で抑えられる車を見つけたんです。それも古い車だったので、特定のコミュニティから、その車で集まって遊んだり、一緒にドライブに行きませんかみたいなお誘いをしてもらうことがあって。1台目から旧車コミュニティみたいなところに繋がっていって、車って乗るだけじゃなくて出会いもあって楽しいなと思いましたね。
タカノ:車でそんなに出会いが広がることがあるんですね。ちなみに今の愛車は?
伊東:今はトヨタのAE86のトレノという車に乗っています。漫画『イニシャルD』の主人公が乗っている車なんですが、ちょっとカクッとしていて、ライトはポップアップライトとか言われるデザインの車なんです。四角くて赤と黒のカラーリングで、めっちゃ1980年代だな、という車に乗っています。
タカノ:そういうレトロっぽいテイストがお好きなんですか?
伊東:そうですね。環境問題の影響で車のレースとかに制限が色々と生まれてくる中で、車が自由に発展できたのって、2000年の手前までだったと思うんです。そこまでに出てきたチームのジャンパーとかジャケットとか、それこそ車のデザインとかも、すごく可愛かったりかっこよかったりするものが沢山あるので、そういったものを無意識的にリスペクトしてる部分はあるのかなと思います。
タカノ:いいですね。やっぱり日本のカーカルチャーって、海外から見たら特殊だったりするんですか?
伊東:多分皆さん、あまり意識しないと思うんですけど、日本って自動車産業がものすごく大きな割合を占める経済の国なのかなと思っていて。トヨタ、日産、Hondaなど色んな会社さんがありますけれども、海外から見たらアジア圏で世界水準の車を発売しているメーカーがたくさんある国は日本だけじゃないかなと。
Celeina:言われてみれば。
伊東:それくらい日本の車産業って、大きくて生活にも根ざしているんです。だからこそ、色んな車の楽しみ方が生まれてきていると思いますし、車に乗っていくことで、色々な楽しみ方を見つけていきたいなと思っています。
タカノ:色んな国と比較するのも面白いかもしれないですね。
Celeina:確かに気になるところです。ここで1曲お送りしたいと思います。伊東さん、選曲理由から教えていただけますか?
伊東:FEBB AS YOUNG MASONというラッパーの曲なんです。ヒップホップって今は色んなメディアで紹介されたり、大きなライブ会場で聴けるようになったりしていると思うんですけど、2018年当時は色んなラッパーが(アメリカで始まった音楽スタイルなので)日本語でラップすることや、当時はアンダーグラウンドな音楽ジャンルだったので、様々なジレンマと戦いながらラップをしていた時期だったと思います。彼はもう亡くなってしまっているんですけど、そういう時期に20歳という若さですごくかっこいいソロアルバム出していて、そこに入っている曲が、僕が誰もやっていないような活動をしていくモチベーションを与えてくれたので、この曲を選ばせていただきました。
Celeina:それでは曲紹介お願いします。
伊東:FEBB AS YOUNG MASONの”The Test”。