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独自のルートビアを開発し始めたきっかけは、東京になかったから
Celeina:東京ではあまり飲める場所がない気がします。
高田:売っているところはコストコやドンキホーテ、カルディコーヒーファームとか、主に輸入食材店にあったりします。それか僕がルートビアを流しているときに出会うと飲むことができます。
Celeina:流している?
高田:都内でイベントとかに出ていたりするんですが、そこで沢山の種類のルートビアを出しているんです。僕に出会って初めてルートビア飲みましたという人も結構いらっしゃるので嬉しい限りです。
Celeina:高田さんも独自のブレンドでルートビアを作られているのですか?
高田:はい。沖縄だとルートビアはポピュラーなので、小さい頃からよく飲んでいたんです。東京で売ってないことにちょっとむかついちゃって、ルートビアがないのであれば、「作ってやる!」と思って始めました。
Celeina:なるほど。沖縄で売っているお店だと「A&W」とかですか?
高田:そうですね。A&Wは元々、ルートビアスタンドから始まったハンバーガーチェーンです。
Celeina:気になったことがあるのですけれども、ルートビアには大量生産型もあれば、小ロットのような贅沢に丁寧に作られたクラフトみたいなジャンルもあるのでしょうか?
高田:世界中には沢山ありますね。まず1000種類ぐらいありまして、いわゆるコーラとかドクターペッパーも、ペッパー飲料やクラフトコーラ飲料と言われていますが、ルートビアには及ばないです。ルートビアは色んな素材を使った種類がありまして、定義も広いので、すごく世界が広いんですよ。今日は、僕が作ったルートビアで商品化を検討しているサンプルをスタジオに持ってきました。
タカノ:飲ませていただけるということです。瓶がすごくかっこいいですね。
Celeina:おしゃれ!
高田:ルートビアは薬草を煮出して作る飲み物なので、僕らのルートビアはいわゆる薬品瓶に入っています。
タカノ:茶色の瓶で、ラベルのデザインもすごくかっこいいです。
Celeina:蓋も蝋で閉めたようなデザインですね。
タカノ:家の本棚の上に飾りたいな。
高田:ありがとうございます。
Celeina:高田さんを前にして失礼がないようにしたいのですけれども、ルートビアって湿布の味がすると言われておりますが……。
タカノ:言っちゃった(笑)。
高田:いわゆる飲むサロンパスとか、世界一まずい炭酸飲料とか言われます。
Celeina:いやいや、そこまでは(笑)。でも分かりやすく味を例えるとそのような印象があるんです。(ルートビアを見て)すごくシュワシュワしていますね!
高田:ルートビアって色んな根っこを使っているので、泡立ちがすごく高いのですけども、特にハーブの成分によって泡が出ています。
Celeina:泡の量が生ビールみたいですね。
高田:クラフトで作るとここまで泡が出ます。
タカノ:フワフワです。
Celeina:綿あめみたいです。そしていい香り。
タカノ:美味しい! すっきりしていますね。
高田:いわゆるA&Wとか他のルートビアとは違った薬草の味です。
Celeina:全然違いますね。
高田:このルートビアのイメージは正露丸のイメージです。
タカノ:言われてみればそうですけど、薬の感じは全然しないです。
Celeina:こんなに美味しいルートビアは飲んだことがないです。
高田:いわゆるコーラとも違う味がちゃんとしていて、木の味という感じです。
Celeina:木の味というのはしっくりきますね。この泡もすごく独特というか、炭酸水で割っているのでしょうか?
高田:割っただけですね。
Celeina:こんなに泡立ちを見せるんですね。
高田:映える飲料だと僕は言っています。