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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

大規模合コンや海岸線を巡る会を主催。鈴木企画・田中ヒロユキの探究心に迫る

2024.2.5

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

11月15日はライターのパンスさんからの紹介で、株式会社「鈴木企画」の田中ヒロユキさんが登場。田中さんが主催するさまざまな会や、一番興味を持っている「鉛直」の魅力について伺いました。

「関ヶ原」と呼ばれる大規模合コンを主催

Celeina(MC):田中さんは、1982年8月生まれ。2000年代半ばに「鈴木企画」を立ち上げ、興味の向くまま、水面下で活動されています。今一番興味のあることは、「鉛直」ということです。

タカノ(MC):色々と気になりますね(笑)。後で詳しく聞きましょう。

Celeina:パンスさん曰く、「東京のあちこちを散策する人、そして東京の達人」とのことですが、今までに主催されてきた会の名前のパンチがすごいですね。「DJパーティー」や「座談会」といった定番のものから始まり、「モテ本研究会」や「大規模合コン」、1982年生まれの人を集めて40年を振り返る「1982」、「ダサい恰好で集まる会」、「美味い店に食べに行く」、「海岸線を巡る会」などなど個性的なラインナップですけれど。

タカノ:田中さん、何者なんですか?

田中:普通の一市民です。

タカノ:(笑)。「ダサい恰好で集まる会」が気になったんですが、どういった格好で集まっているんですか?

田中:一番ダサい人が優勝という会なんです。僕はおばあちゃんの形見の、ヤクルトの荒木大輔選手のTシャツで参加しました。

タカノ:ちょっとエモさもあったり、企画が面白いですよね。

Celeina:「大規模合コン」はどれくらい大規模だったんですか?

田中:大規模といっても100人とかではなくて。合コン業界では、10人対10人を超える合コンのことは「関ヶ原」と呼ぶらしいんです。

タカノ:もう合戦じゃないですか!

田中:「関ヶ原」と呼ぶということを聞いて、「関ヶ原やってみるか」ということで2カ月くらい前に実施しました。本当は2020年の頭にやりたかったんですが、コロナで中止になってしまったので。

タカノ:何人集まったんですか?

田中:男子12人、女子12人の計24人です。

タカノ:ちょっと待ってください。想像がつかないんですけど、司会とかが必要になりそうじゃないですか?

田中:一応司会的なことはやりました。ただ、監督兼選手みたいな感じで参加していたので、プレイヤーの方を頑張ってしまって、しっかり司会はできなかったです。

タカノ:盛り上がりましたか? それともカオスでしたか?

田中:一応付き合うことになったという人が出たという噂は聞いているので、今度男の方に会う時にどうだったか聞いてみます。

タカノ:こっそり我々にも教えてください。もしかしたら大規模な合コンの方が成功率の向上を見込めるとかで、将来主流になっているかもしれないですね。とにかく気になることだらけですが、「美味い店に食べに行く会」は、何か特殊な料理を食べに行くということなんですか?

田中:ケースバイケースなんですが、「移民の多い街に行く」というのが一番変わったものかなと思います。葛飾区にはエチオピアからの移民の方が結構住んでいるので、エチオピア料理を食べに行きました。

タカノ:エチオピア料理は食べたことがないかもしれないです。葛飾区にあるということで、行きたいと思います。

江戸時代の東京の海岸線を歩く

Celeina:「海岸線を巡る会」は今年開催されたということですが。

田中:今年の春と夏に開催しました。

タカノ:江戸時代の東京の海岸線を歩いたとお聞きしています。

田中:そうですね。江戸時代に徳川家康がきてから、それまで田舎だった東京の埋め立てが進行したと思うんです。その埋め立てが進む以前の海岸線はどこだったのかなと思って歩きました。

タカノ:ということは、実際に歩くところは海の近くではない場合もあるんですか?

田中:意外だと思うんですが、皇居の前ぐらいまでは海なんです。なのでその周辺を歩いたりしました。

Celeina:スタジオの方に、今のお話しに繋がる「東京の埋め立て」という資料をお持ちいただいています。

タカノ:国会答弁とかで見るやつじゃないですよね? すごくしっかりした資料で、論文のような形でまとめられていますけれども。

Celeina:これはイベント用に作ったんですか?

田中:全然そういうわけではなくて。埋め立てについてちょっと興味を持って調べ始めたら、思ったより複雑な上に資料があまり残存していなかったんです。なので人によって言っていることも異なっていて、追求していったら気づいたときには50ページくらいになっていました。

タカノ:国土交通省の方とかではないですよね? 今となっては普通にビルが建っていたり陸地になっていたりする部分が、昔は海岸線だったというのは面白いです。

Celeina:確かに歴史を感じるのは面白いですね。田中さんは面白いと思ったことをピックアップしていますが、どのように掘り下げているんでしょうか?

田中:意識的に掘り下げようとは思っていないんです。分からないから調べていると、気がついたらハマっている感じです。

Celeina:田中さんの探究心に感服です。さて、ここで1曲お送りしようと思います。田中さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。選曲理由から教えてください。

田中:安全地帯と井上陽水が一緒にやった曲でいきます。実は井上陽水のバックが安全地帯だった時代があり、この組み合わせでやったライブ盤『ライブ ジェラシー』があるのですが、惜しいことにそれはカセットでしかリリースされていないんです。CDなり、今のフォーマットでこのライブ盤がリリースしてもらうきっかけになればと思い、個人的な願望から、選びました。安全地帯、井上陽水で、“俺はシャウト!“。

「鉛直」に神聖さを感じる

Celeina:先ほどプロフィールにありました「鉛直」って何ですか?

田中:一言で言うと、地面から垂直に立っているベクトルのことで、人間にとって神聖な方向なんじゃないかなとある時思って、興味を持っています。

タカノ:電柱とかそういったことでしょうか?

田中:そうですね。今日もスタジオに来る途中、六本木ヒルズを見上げながら来ていて。神聖なものを感じるかなと思っていたんですが、ちょっと大きすぎましたね。

タカノ:言われてみれば、トーテムポールとか神聖なイメージがあります。

田中:ええ。トーテムポールもそうです。あと長野県に、木の柱をただ立てる祭があるんですよ。本当に柱を立てるだけなんですが、皆でその柱を崇めるんです。

Celeina:「鉛直界隈」ということですかね?

タカノ:あるのかな? 「鉛直界隈」をこれから作ろうとされているんですか?

田中:そうです!

タカノ:楽しみにしています。共感している人もいるかもしれないですね。

Celeina:さて、「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介していただいているのですが、田中さんがご紹介してくださるのはどんな方ですか?

田中:ルートビアという飲み物があるんですが、それを自分で作ったり、アメリカなどで普及している「地ルートビア」を飲み歩いたりして、ルートビアを研究している「THE ROOTBEER JOURNEY」の高田ユウさんです。

タカノ:一言で表すと、どんな方ですか?

田中:ルートビアを巡る冒険家。

Celeina:いいですね。どういったご関係ですか?

田中:知り合いを通して、知り合ったという感じです。

Celeina:なるほど。「ルートビア会」もあるんですかね。明日は「THE ROOTBEER JOURNEY」の高田ユウさんに繋ぎます。「FIST BUMP」今日は「株式会社鈴木企画」という名前で活動されている田中ヒロユキさんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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