グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
10月23日は、デザイナーでポッドキャスターの藤田哲平さんが登場。ポッドキャスト番組『アラオネ』を始めたきっかけや、撮りためた写真が載っているZINEについてのお話を中心に伺いました。
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globeの曲を聴いて思い出した、ポッドキャストを始めたきっかけ
Celeina(MC):週の最初は番組が推薦するこの方、デザイナーでポッドキャスターの藤田哲平さんです。よろしくお願いします。
藤田:GRAND MARQUEEをお聴きの皆様、こんにちは、藤田哲平です。タカノさん、Celeinaさん、よろしくお願いします。気合い入りすぎて最初から噛んじゃいました。
タカノ(MC):お聴きの皆さんはこの声の良さにもうお気づきですかね。ポッドキャスト番組をされています。
藤田:はい。『アラオネ』という番組をやらせていただいております。

Celeina:しかも『アラオネ』はGRAND MARQUEEとスタートが同じで、去年の10月からという。
藤田:そうなんですよ。2022年の10月5日にスタートしたんです。
タカノ:めちゃくちゃ一緒のタイミングですね。
Celeina:番組、同い年じゃないですか。
藤田:僕はラジオが昔から大好きなんですが、10月って改編期じゃないですか。だから改編期に始めたんです。
Celeina:ディテール大事ですね。
藤田:ちゃんと業界に精通していこうと思って。
タカノ:流石ですね。ポッドキャスト番組『アラオネ』がどんな番組なのか、まだ聴かれてない方は気になると思うのですが、音声を用意していただいているようなので、ちょっとだけ聴いてみましょう。
藤田:嘘でしょ、J-WAVEで流れちゃうんですか。
タカノ:流れちゃいます。
藤田:よろしくお願いします。
藤田:嬉しい!
タカノ:哲平さんは声がすごく良くて、近くで喋ってくれている感じがして安心します。いくつか聴かせていただいたんですが、たまにゲストとかも呼ばれていますよね。
藤田:そうですね。1年間やった中で3人ゲストを招いています。僕の友達なんですけど、寿司屋さんだったりとか、アロマを作っている友達だったりとか、何かもの作りをしている友達を紹介しているんです。みんなに面白い人を紹介したいな、という気持ちが昔からあるんですよ。
タカノ:呼ばれたいな。
藤田:来ていただけます? スタジオは家です。
Celeina:いいじゃないですか、アットホームで。
タカノ:スタッフ的なところも全部されているんですよね?
藤田:やっています。台本作るところから、収録、小さいミキサーを用意しているのでジングルとかもポン出ししているんですよ。録ったあと、編集は基本的にしないんですけど、リップノイズとかが発生するので、それを取る作業をやっていると、1本作るのに1日半ぐらいかかっちゃいます。
Celeina:それでも1日半で作れるのすごくないですか?
藤田:なんとか、もうこの1年休みなしでやっています。
Celeina:プロフェッショナルじゃないですか。
タカノ:そもそもなんですけど、ポッドキャストの配信を始めるきっかけは何だったんですか?
藤田:デザイナーとして作っているものが結構コンセプチュアルなものが多いので、そういうものを何か配信を通して伝えていきたいなと思っていたんです。でも、さっきスタジオに来るために六本木通りを歩きながらglobeの”Feel Like dance”を聴いていたら、涙が出てきちゃって。<Feel Like dance いつの頃かあきらめかけた夢 まわりまわるチャンスが 味気ないほど通り過ぎてくよ>という歌詞があるんですよ。
僕、10代の頃にちょっとだけタレントをしていたんですけど、諦めてしまって。でもこの夢をもう1回叶えたいなと心のどこかで思いながら、20年間ずっとそれを言えないまま仕事をしていたんです。さっきglobeの曲を聴いたらそのことを思い出して、僕はやっぱり自分の言葉を多くの人に伝えたいからポッドキャストを始めたんだなと思って。Celeinaさん、そんな顔しないで。
タカノ:Celeinaさん、泣きそうになっていますよ。
Celeina:いい話だなと思って。ちょっと一旦聴かない? globe。
タカノ:globe聴こう、一旦。
Celeina:曲紹介だけしてお願いしていいですか?
藤田:させていただきます。小室哲哉さん、大好きです。globeで”Feel Like dance”。
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ポッドキャストを1年続けてきて出来あがったリスナーとの信頼関係
Celeina:globeの”Feel Like dance”が流れている中、藤田さんは腕を上げて踊っておりました。
藤田:いやでも、ちょっと感動しました。ポッドキャストは音楽をかけられないんですよ。Spotify限定でかけられるシステムはあったりするんですけど、普段なかなか音楽の紹介ができないので、音楽を紹介したのが今初めてで。globeも流していただいて本当にありがとうございます。
Celeina:こちらこそですよ。でも改めてですけれども、ポッドキャスト番組『アラオネ』を1年続けてみてどうですか?
藤田:めちゃめちゃ楽しいです。僕の番組のリスナーのことを「アララーズ」と呼んでいるんですけど、アララーズからお便りが来たり、リアクションが来るとすごく嬉しいんですよね。自分の発した言葉に共感してもらえるって嬉しくないですか?
Celeina:分かります。
タカノ:めっちゃ嬉しい。
Celeina:言葉でキャッチボールする感じというか。
藤田:1年やっていると、信頼関係が生まれてくるんです。この前配信中に泣いちゃったんですけど、友達にしか言わないような弱音とか、SNSをそろそろやめたいんだよねみたいな、心の内のことを自然と話していたんです。僕はいつの間にかアララーズのことを信用していたんだな、ということに気が付いたんですよね。
タカノ:実際にリスナーさんとお会いしたりとかもあるんでしょ?
藤田:そうなんです。先々週に1周年のイベン『コネクトフェス』というのを、東京都の渋谷区の幡ヶ谷にある「PADDLERS COFFEE」というコーヒー屋さんでさせていただいて。そこに沢山のアララーズが来てくれました。
Celeina:音声でも現地でのイベントでも会えるというのは、最高の環境ですよね。
藤田:番組の中でもちょっとずつハガキ職人が育ち始めていて、「お前がそいつか」みたいな。「おじさんだと思っていたら高校生だったの?」みたいなのもあって。
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仕事で海外に行った時に撮った写真をZINEに
Celeina:いいですね。そしてポッドキャストのお話をしてきましたけれども、その他にもZINEを制作されているとか。
藤田:そうなんです。僕は仕事柄バックパッカーみたいな感じで海外によく行くことがあるんですが、写真を撮るんですよ。それで写真がいっぱい溜まったから、ZINEを作ろうと思って。

Celeina:今日ここに持ってきていただきました。
タカノ:めっちゃおしゃれですよ。
藤田:これ、広げると1枚の大きい紙になるんです。

タカノ:それが折りたたまれて冊子になっている。
藤田:ZINEって、個人出版でアーティストとか写真家とかが出版社を通さずに、フリースタイルで本を作って売っていこうぜ、みたいなものなんです。しっかり本を作るとお金がかかるから、いかにお金をかけずにクリエイティブに面白いものを作るか、というところの挑戦であって。これはもう1枚の紙を印刷して、それを折りたたむだけ。ちなみに折りたたむのも全部自分でやっています。
Celeina:このZINE、ぜひリスナーの皆さんにも見てもらいたいんですけれども、『TOKYO ART BOOK FAIR』にこちらも出されるんですか?
藤田:そうです。毎年秋に東京都現代美術館でやっているイベントなんですけど、僕は毎年出させていただいて今年で4回目なんです。今年も新作を2冊出します。
タカノ:11月23日の木曜日からですかね。
藤田:そうです。今絶賛準備中です。
Celeina:さぞ忙しい。
タカノ:折ったりしているんだろうか。
藤田:4日間のイベントで1000冊ぐらい売るんですよ。それを折るのに3週間ぐらいかかる。貧乏暇なしです。
タカノ:多才ということですよ。
Celeina:色んな話を伺ってきましたけれども、「FISTBUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介してもらっているんですけれども、今日ご紹介してくださるのはどんな方でしょうか?
藤田:僕の高校時代の友達なんですけど、ジュエリーデザイナーとしてすくすくと育ちまして、もう今は立派なジュエリーデザイナーになっている岡本菜穂さんです。
Celeina:一言で表すとどんな方ですか?
藤田:見た目はめちゃめちゃクールビューティーなんですけど、中身は漫画大好きサブカル文化人って感じです。
タカノ:明日はジュエリーブランドのデザイナー岡本菜穂さんに繋ぎます。
Celeina:「FISTBUMP」今日はデザイナーでポッドキャスターの藤田哲平さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann