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不便さを楽しむのがソロキャンプの醍醐味
Celeina:長添さんの選曲で、BOOM BOOM SATELLITESの”Kick It Out”をお送りしました。
タカノ:これを担当したの、長添さんだったんですよ、リスナーの皆さん。見た方は結構いると思いますけれども。かっこいいグラフィックというか、歌詞が口から出てきたりとか。
Celeina:もし見たことないリスナーさんがいらっしゃったらぜひこのタイミングでチェックしてもらいたいですよね。そして長添さん、お仕事のお話を色々と伺ってきましたけれども、お仕事以外で何か好きなカルチャーはあったりしますか?
長添:すごく流行っているのでありきたりなんですけど、キャンプが好きで。特にソロキャンにはまっていて、もう10年弱ぐらい昔からやっていますね。
タカノ:じゃあ結構もうギアもたくさん。
長添:いや、ギアは多分めちゃめちゃ持ってない方ですね。ソロキャンプにはまるようになって、ギアがない方がいいということに気付いたんです。ギアがありすぎると面白くない。
タカノ:不便な方がいいということですか?
長添:そうですね。トラブルが発生した方が面白い。あれ忘れた、これ忘れたとか。
Celeina:具体的にどんなトラブルを楽しんでいらっしゃいますか?
長添:ハードなトラブルはそんなにないです。ただきっかけは、本当に些細なトラブルなんですけど、箸を忘れたんです。キャンプ場に着いてすぐ、カップラーメンを食べたかったから、カップラーメンを持って、お湯も準備できているんだけど、箸がない、ってなって。でも考えてみたらナイフもあるし、木もあるから、箸ぐらい作れるんじゃないかと思って、割り箸をいくつか作ったんです。その時に、これが楽しみ方なのかなと思って。物を忘れた方が楽しかったり、買わない方が楽しかったりするんじゃないかな、というのに目覚めました。
Celeina:長添さんが直近で行かれたソロキャンプの忘れ物って何かありますか?
長添:忘れ物というか油断なんですけど、ソロで行くときは、僕はタープを張らずに青空の下に椅子を置いて、ちっちゃいテントだけ張ってやるんです。そうしたら全然天気予報に書いていない嵐が夜中に来てしまって。深夜2時、3時とかに風も強いし、テントも倒れちゃって、どうしよう寝れないとなって。
Celeina:緊急事態ですよ。
長添:緊急事態なんですけど、でもそこで、なんのこっちゃないんですけど、車の中で寝りゃいいじゃんって思ったんですよ。
Celeina:めっちゃシンプル。
長添:何もテントで寝る必要はない、車の中で寝ればいい。
Celeina:ルールなんてないですもんね。自分の時間ですから。
長添:大雨だと、バーって風の音とか車のルーフに雨粒がバタバタってなるじゃないですか。その音を聴いていると、車内に包まれた安心感がすごくあったんです。それで、僕、次の日に車の荷台に板を引いて、車を改造して、車で寝られるようにしました。
タカノ:今お写真をiPadで用意してくださったんですけど、めちゃめちゃ改造しましたね。すごいですよ。
Celeina:後部座席のところに板を張って、そこで寝たりごろごろしたりできるということですよね。
長添:こうすればいつ嵐を食らっても大丈夫かなと。
タカノ:なんでも作っちゃうというのがすごいですよ。色んな気付きがありそうですね。仕事にも繋がりそうというか。デジタルデトックスにもなりますよね。デジタルどっぷりですもんね。
長添:そうですね。どっぷりです。
Celeina:ちょっと色んなお話を伺ってきましたけれども、「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということでお友達をご紹介してもらっているんですけれども、長添さんがご紹介してくださるのはどんな方ですか?
長添:同業なんですけど、『新世紀エヴァンゲリオン』を作っている会社、スタジオカラーの吉崎響監督です。
Celeina:一言で表すと?
長添:センスを磨きすぎたオタク少年。
タカノ:センスからセンスへ。ありがとうございます、明日はスタジオカラーの吉崎響さんに繋ぎます。
Celeina:「FIST BUMP」今日は映像作家の長添雅嗣さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann