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アートをもっと身近に感じてほしい。デザイナー・岡沢高宏が考える未来の価値

2023.11.16

#ART

写真が持つ今の価値と未来の価値

Celeina:9月10日には新宿で1日限りのフォトエキシビション『TOKYO PHOTOGRAPHER’S EXHIBITION 2023』のキュレーターを務められたということですが、どんな方が参加されていたんですか?

岡沢:これは「STRAYM」のイベント企画の一環で僕がキュレーションを担当させてもらって、高橋恭司さん、藤代冥砂さん、新田桂一さん、高木康行さん、P.M.KENさん、佐内正史さんという6名を選ばせていただきました。僕の中では日本を代表する写真家の方たちだと思っていて、今回オファーしました。

タカノ:どんな内容だったんですか?

岡沢:もともと、僕がモデルとして1990年代から2000年代で被写体として皆さんたちと仕事をする機会があったんですが、結構欧米のファッションとかクリエイティブな方たちに影響を与えていた人たちだと思っているんです。なので、その人たちの写真を一人ひとりセレクトして展示しました。

歌舞伎町タワーの5階の「EXSTION」っていうウェルネスをテーマとした会員制のフロアがあるんですけど、そこで1日のみの写真展、販売と展示をするイベントとパーティーをやったんです。

Celeina:販売もあったってお話ですけれども、写真を購入すると、そのフォトグラファーに自身のポートレート撮影してもらえる権利、あとNFTがもらえるというのがすごいなと思いました。

岡沢:「STRAYM」としての企画の中で、写真を買っていただくこともすごく大切なことなんですけど、今回はテーマとして、写真の価値って何だろうというのを考えていたんです。写真というフィジカルなアートを買うことは今の価値で、写真を写真家の方に撮ってもらうことは、未来の価値なのかなと。

その両方が混在するものを今回僕らも提供したくて、一人ひとりの写真家の方にも賛同していただきました。なので、購入した後は写真家の方がポートレートを撮って、そのポートレートを購入者がNFT化していいという企画なんです。

Celeina:未来の価値ってすごくプラスアルファで大事な概念ですね。このNFTも「STRAYM」も、未来に値段が上がるかもしれないという、未来の価値の部分もありますもんね。

岡沢:そういう価値を少しずつ楽しむというか。昨今のオークションとかだと、とてつもなく値段が上がって、そのニュースを翌日聞くというだけで終わってしまうけれど、もっと近いところに関与して、わくわくするような体験をしてもらえたらなと思っています。

Celeina:いいですね。お話を伺っていきたいんですけれど、1曲まずはお送りします。ここで岡沢さんに曲を選んでいただきました。どんな曲でしょうか?

岡沢:Dennis.というアーティストの“Dream State”という曲です。僕、音楽はSoundCloudとかでいろいろ自分が好きなやつのミックスを聴いていて、その中で気に入ったやつを大体YouTubeで探すんです。そういう感じで見つけた曲なので、そんなに詳しくないんですけど、雲のもくもく感がある気持ちのいい空のジャケットと、曲の気持ちよさが好きで選ばせてもらいました。

Celeina:それではみんなで聴いてみましょう。

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