グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
9月12日は、フォトグラファーのRKさんが出演。幼少期から大好きだったというファッションについてや、フォトグラファーになる意外なきっかけ、Instagramでバズった写真についてもお聞きしました。
INDEX
小学5年生で代官山へ
Celeina(MC):昨日のアパレルブランド「Winiche & Co.」のKATSUさんからのご紹介で、フォトグラファーのRKさんです。よろしくお願いします。
RK:よろしくお願いします、RKです。
Celeina:まずプロフィールをご紹介させていただきます。RKさんは1982年、茨城県古河市生まれ。グラフィックデザイナーやDJとして活躍されていて、2013年にはNIKEのランニングチームAFEへの参加をきっかけに写真活動をスタート。『秋葉原のおじいちゃん』や『台北大橋のバイク』など、数々の代表作を生み出され、Instagramのフォロワー数は76万人を超えています。
タカノ(MC):これを聴いてる方の中でも、RKさんのフォロワーの方が結構いると思うので、ぜひメッセージお待ちしています。
Celeina:バズのきっかけもお伺いしていければと思っているんですけれども、何と言ってもフォトグラファーの前は、グラフィックデザイナーやDJとして活動されていたということで。学生時代は甲子園に出場されたとお聞きしました。
RK:学校自体は甲子園に出場してるんですけど、僕は甲子園でメンバーから外されちゃったんです。
Celeina:あららら。
タカノ:でもずっと野球やられてたんですか。
RK:小学3年生ぐらいからずっとしてましたね。
Celeina:学生時代は、野球をしながらカルチャーにも興味があったんですか?
RK:そうですね。母親や地元の先輩の影響で、小学校5年生ぐらいから代官山に行ってました。
Celeina:代官山で何をしていたんですか?
RK:かもめマークの、エヴィスジーンズって知ってますか? あれが全盛期だったので、買えなくても、とりあえず行きたかったんです。結果的に買ったんですけどね。
Celeina:RKさんの周りの同学年の子たちもエヴィスジーンズに興味があったんですか? それともRKさんオンリーですか?
RK:最初は僕だけだったんですけど、徐々に広まっていきました。
Celeina:RKさん発信で。
RK:そうですね。中学校の頃も、裏原宿にみんなで行ったりしました。野球の練習もあったので、原宿に6時ぐらいに着いて、1〜2時間ぐらいしか滞在できなかったんですけど。
Celeina:中学生の時は裏原で何をされてたんですか? ファッションチェックしたりとか、お好きなお店とかがあったんですか?
RK:NOWHEREというA BATHING APEとUNDERCOVERの伝説的なお店があるんですけれども、そこに並んでました。
タカノ:感度が高かったんですね。
Celeina:本当に、ファッションアイコンだったわけですよ。
INDEX
写真を撮り始めたきっかけはランニング
タカノ:そんなRKさんが写真を始めたのは、ランニングチームがきっかけというのはどういうことなんですか?
RK:転職してグラフィックデザインの職に就いた時に、デスクワークだったのもあってすごく太っちゃったんです。なので、週1でも楽しく走れればいいかなと思って、NIKEのランニングチームのAFE東京のファウンダーの先輩にお願いして参加するようになったんです。
Celeina:そこからどうやって写真に繋がったんですか?
RK:当時はInstagramがリリースされたばかりぐらいの時期で、みんな写真を撮ってたんですよ。なので、そのファウンダーの方に「写真撮れ」って言われて担当になったんです。
Celeina:それまで、写真のご経験は?
RK:ないですよ。
タカノ:ええ!
Celeina:じゃあ最初はiPhoneとかで。
RK:そうです。走るので、重いから一眼レフとか持ってられないじゃないですか。なので、iPhoneで撮ってiPhoneで編集して、Instagramにポストしてました。
タカノ:それが今やフォロワー76万人超えという。やっぱり昔からファッションに対する感度とか、色んなセンスをもともとお持ちだったんですね。
Celeina:人を集める力みたいなものが感じられますね。
タカノ:RKさんのInstagramがめちゃくちゃかっこいいんですけど、中でも大きなバズを生んだのが、秋葉原の店主さんを撮った写真ですよね。電気部品がずらっと並んでるあの写真は、どういう経緯で撮られたんですか?
RK:あの時はもう一眼レフに変えてたんですが、友達のフォトグラファーの子とモデルの女の子と3人で作品を撮ろうということで秋葉原を歩いていたんです。そうしたら、本当に偶然あの場所を見つけて、面白いなと思って撮ったんですよ。それまでは白い空間に人が1人ポツンといるみたいな写真ばかりだったんですが、情報量が多くて密集している写真をたまたまポストしたらすごい反応が良かったんです。
タカノ:本当に圧倒的なんですよ。物だったり人だったり、何かが集まるとパワーが出るんですかね。
Celeina:色もすごく綺麗ですよね。RKさんはシャッターを切ろうと思う瞬間っていつ訪れるんですか?
RK:みんなと一緒ですよ。旅行とかでどこかに行ったとして、この景色すごく綺麗だから写真に収めようと思う時に、iPhoneで撮るか一眼レフで撮るか、どっちにしようかっていうぐらいです。
タカノ:皆さんもぜひRKさんのInstagramをチェックしてみてください。最近はどんな作品を撮られてるんですか?
RK:ここ何年かは仕事ばかりで、自分の作品はあまり撮れていない状況なんですよね。この間は、インドネシアの方に行って、KAWSさんのバルーンの作品を撮ってきました。
Celeina:それではここで1曲お送りしましょう。RKさんにこの時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらったんですけど、何でしょうか?
RK:はいSadeの”Kiss Of Life”です。
Celeina:選曲理由は?
RK:Sadeがこの世で一番好きなんです。
Celeina:ではRKさんの愛を乗せて、聴いてみましょう。
INDEX
若い頃の憧れを大人になって叶える
Celeina:RKさんの選曲でSadeの”Kiss Of Life”をお送りしました。RKさんは、お仕事以外ではまっているカルチャーは何かありますか?
RK:やっぱり洋服が大好きなんです。UNDERCOVERとかAFFAとかGOODENOUGHとか大好きなんですけど、最近は1990年代とか2000年代初期ぐらいに出ていたUNDERCOVERの洋服を沢山集めてます。
Celeina:ご自身で、何かキュレーションしたりデザインしたりしたいという気持ちってありますか?
RK:いくつかはコラボレーションで今もリリースしているので、今日はお土産として持ってきました。
タカノ:お土産で!? ありがとうございます。
RK:昨日、KATSUさんが「SLOUCH SOCKS」持ってきてましたよね。俺も負けてられないと思って、今発売中のTシャツを持ってきました。
タカノ:今日は昨日いただいたKATSUさんの靴下を履いているんですけど、このTシャツは明日着ます。
Celeina:裏原のファッションアイテムを集めてらっしゃるとのことですが、1990年代のアイテムの魅力はどういうところにありますか?
RK:当時は高くて買えなかったんですよ。今はUNDERCOVERとかBATHING APEとかの、その時代のものがネットで売られていたりするんです。高くはなってるんですけど。
タカノ:大人になると、若い頃に比べればお金に少し余裕が出てくるので、昔欲しかったけど買えなかったものを買うというのは、すごく分かります。
Celeina:でも私も、ほんの少しですけど20代後半になってその喜びをかみしめている状況ではあります。
RK:例えばなんですか。
Celeina:学生時代にドクターマーチンの8ホールとか10ホールとかのブーツが欲しかったんですけど、お金がなかったので、雰囲気だけ8ホールっぽいやつを履いてたんです。でも大人になって、ドクターマーチンさん側から履いてくださいって言っていただけたことがあって、本当に嬉しかったんです。
RK:今、全国の大人が共感してます。
Celeina:共感してくれているかな? でも大人になるっていいですね。さて「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介してもらっているんですけれども、RKさんがご紹介してくださるのはどんな方ですか。
RK:はい。INQUIRINGを手がけている、岡沢高宏さんをご紹介いたします。
Celeina:仲良くなられたきっかけは?
RK:おそらく、#FR2の石川涼さんのご紹介だったと思います。お仕事もよく一緒にしているんですけど、家も近いし、よく飲みに誘ってもらったりしていて、気がついたらすごく仲良くなってました。
Celeina:一言で表すなら。
RK:僕にとって東京の一番かっこいい先輩ですね。
タカノ:いいですね、ありがとうございます。明日は岡沢高宏さんに繋ぎます。
Celeina:「FIST BUMP」、今日はフォトグラファーのRKさんをお迎えしました。ありがとうございました。
GRAND MARQUEE
J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann