メインコンテンツまでスキップ
NEWS EVENT SPECIAL SERIES

『ファンタスティック4』知れば新作映画をより楽しめる、原作の歴史とトリビア

2025.7.25

#MOVIE

ファンタスティックな秘密 その1:新発見しすぎ

ここからは、ファンタスティック4の世界をより楽しむための原作トリビアを4つご紹介しよう。

まず、ファンタスティック4のリーダーであるリード・リチャーズは、マーベル屈指の天才科学者であるトニー・スタークやハンク・ピムらも認める知能の持ち主である。彼はその頭脳から人間には感知できない領域を幾つも発見し、過去や未来、マルチバースを幾度も渡り歩き、マーベルユニバースではお馴染みとなっている様々な新発見をしている。

例を挙げると、スクラル人、アトランティス、ワカンダ、アティラン(インヒューマンズの国)、地底王国サブテラニア、ギャラクタス、ウォッチャー、アダム・ウォーロック、ラマ・タト(征服者カーンのオリジナル)、ネガティヴ・ゾーンなどなど。これらは全てファンタスティック4のコミックで初めて登場したものである。

一方、彼はマーベルユニバース最大の功労者であるとともに、新発見の際には、必ず大小様々な事件を持ち帰るマーベルユニバース最大のトラブルメーカーであるという点も忘れてはならない。マーベルユニバースにおける全てのトラブルの元凶は、彼が見つけてきたと言っても過言ではない。

ファンタスティックな秘密 その2:お金がない

彼らが1番恐れているのは宿敵でも宇宙の脅威でもない。とにかく、いつも困っているのは、その懐事情だ。

ファンタスティック4の拠点であり住居でもあるのが、軍から与えられたマンハッタン42番街にあるバクスタービルディングだ。元々は製紙会社のビルを改築したものだが、とんでもない金銭感覚の持ち主であるリードが研究費に湯水のごとく資金を注ぎ込み、ついにはビルを売却。基地をまさかの賃貸で借りなければならない状態になってしまった。

ある日、スパイダーマンがヒーロー活動で稼げると思い込み、彼らの仲間に入れてもらいに来たが、ファンタスティック4の収入源はスーザンの並外れたプロモーション手腕によるもので、人助けそのもので稼げるわけではないと知るや否や、スパイダーマンは怒って去っていった。ファンタスティック4は、こうした金銭にまつわるエピソードにも事欠かない。

ファンタスティックな秘密 その3:子供達が宇宙最強

リードとスーザンの長男、フランクリン・リチャーズは、新しいユニバースを生成できるという、全宇宙で最強のパワーを持つミュータントだ。また妹のヴァレリア・リチャーズは、父親のリードよりも頭が良く、銀河レベルの謎を幼稚園に入る前に解き明かしてしまうほどの天才。そんな才能溢れる子供たちのためにリードは、他の次元や他の種族の優秀な才能を持った少年少女を集めて、未来の担い手として保護しその才能を伸ばすべく「フューチャー・ファウンデーション」という財団を立ち上げている。

ファンタスティックな秘密 その4:運命の実写化

ファンタスティック4はすでに何度か映画化されているが、そのタイミングに注目したい。2005年にヨアン・グリフィスとジェシカ・アルパ主演、ティム・ストーリー監督による『ファンタスティック4』が公開され、その後2015年にはジョシュ・トランク監督によるリブート版が公開。そして今回のMCU『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』が公開されるのは2025年だ。……お分かりの通り、ファンタスティック4は10年ごとにリブートされる運命にあるのだ(おそらく完全に偶然である)。

RECOMMEND

NiEW’S PLAYLIST

編集部がオススメする音楽を随時更新中🆕

時代の機微に反応し、新しい選択肢を提示してくれるアーティストを紹介するプレイリスト「NiEW Best Music」。

有名無名やジャンル、国境を問わず、NiEW編集部がオススメする音楽を随時更新しています。

EVENTS