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ウルヴァリンの壮絶なオリジンストーリー

ウルヴァリンは18世紀にハウレット家という貴族の家に生まれ、ジェームズと名付けられた。病弱だが父に愛されていた彼は、メイド見習いの少女ローズと仲良く幸せに暮らしていた。しかしその幸せは突如奪われる。
ジェームズの愛犬を貧富の妬みから殺し、屋敷を追放された庭師のローガンは、逆恨みで猟銃を携え屋敷へ侵入し、ジェームズの目の前で父を射殺してしまう。ローガンの凶行から母を守ろうとしたジェームズが、ローガンに飛び掛かったその瞬間、ジェームズの拳から6本の爪が現れ、ローガンはその爪に貫かれ死亡する。さらに、実はローガンと隠れて愛し合っていた母は、ローガンの後を追って彼の猟銃で自殺してしまう。そして、ジェームズは母と庭師ローガンの間に生まれた子供だったことが判明する。心的外傷により記憶を失い自分の名前も分からなくなったジェームズは、メイド見習いの少女ローズから「ローガン」という名前だけを教えられる。その後、軍に入り、アメリカ独立戦争、南北戦争、第一次、第二次世界大戦と、戦場を転々と渡り歩く不死身の傭兵となったジェームズだったが、この頃には、事故でローズをも失っていた。