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四季による2人の「ぶんちゃん」を愛しているからこその暴走

文太も目の前の四季を幸せにすることだけを考えて生きていた。だからこそ、文太は、四季の中で文人との未来の記憶がより鮮明になってきていることを感じ、四季の手を離そうとする。心が読める能力を使って、四季が文太に「愛している」と心から告げている声を聞きながら、「心の声はもう聞こえないんです」と優しい嘘をついた。それも、四季を諦めさせるためだったのだろう。
文人の四季の命を救いたいという想いも、文太の自分との記憶は消して本来の幸せを取り戻してほしいという想いも、四季を想ってのことだが、どちらも四季自身の想いは置き去りにされてしまっている。四季は文人との記憶に乱されながらも、文太との日々を大切にしてきたのに。
愛する人を想うあまりに四季の気持ちを考えられていない2人の自分勝手な「ぶんちゃん」への反抗だろうか。最終回直前、四季はうつろな瞳で久条から預かっていたEカプセルをむさぼるように口に入れ、大量摂取する。その影響で、過去と未来のつながりを示すディシジョンツリーが大きく乱れたところで第8話は幕を閉じた。
四季がEカプセルを大量摂取したことは未来にどんな影響を及ぼすのか。絶望に包まれる文太たちの行く末は。そして、兆の切なる願いの結末は。残された謎が明かされた先で、『ちょっとだけエスパー』は、私たちの心に何を残してくれるのだろうか。
『ちょっとだけエスパー』

テレビ朝日系にて毎週火曜よる9時から放送中
★最終回は12/16(火)よる9時から放送
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/chottodake_esper/