深夜の”晩活”グルメドラマ『晩餐ブルース』は「帰る場所」を教えてくれる

優しさや美味しいご飯の温もりは誰かの「帰る場所」になる

心が温かくなったら、世界が少し広く見えてくる。それは、優太が散らかっていた部屋の掃除をはじめたように。優太の「1人では無駄になっていただろう食パン」と、耕助の「失敗ハンバーグ」が、ちゃんと美味しいハンバーガーとなって、彼らの心を満たすように。効率ばかり優先していては気づけないことが、そこにある。「耕助さんの心が自由になれる時間があるなら、帰る場所って言えると思います」と第2話で耕助のカウンセラーが言った。「晩活」は耕助だけでなく、優太にとっても「帰る場所」になりつつある。「晩活」に限らず、誰かの優しさは、美味しいご飯の温もりは、それだけで誰かの「帰る場所」になる。『晩餐ブルース』は、そんな大切なことを教えてくれるドラマになりそうだ。

水ドラ25『晩餐ブルース』

テレ東にて毎週水曜深夜1時から放送中
公式サイト：https://www.tv-tokyo.co.jp/bansanblues/