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「結局若い子がやってることが一番かっこいいし、縛られてないのが一番かっこいい」(中川)
ー最後に、ここまで話してきたようなシーンに対して、今後ご自身はどう関わっていきたいと考えていますか?
中川:エモも好きなんですけど、僕はやっぱり激情がすごく好きで、もうちょっと激情のシーンが広まったら嬉しいなと思っていて。アメリカだと激情のシーンはお客さんもバンドも若くて、ゴスファッションとかエモファッションのティーンエイジャーがいっぱいいるんですけど、日本で激情のツアーやりますよって言っても、30代や40代が様子見で来る感じ。でも途中で言ったmoreruのファンは本当に若い子が多くて、10〜20代に支持されてるんです。
中川:僕が海外のバンドを日本に呼んでツアーをやるときは、若い子に見て欲しいからいつも学割のチケットを用意してて、2〜3年やってもリアクション薄かったんですけど、来週(6月30日)にやるYour arms Are My Cocoonのライブにmoreruが出る日は学割50枚がすぐなくなって。やっぱり大人たちだけで「いいよね」ってやり続けても広がらないから、僕は若い子に種をまきたいなといつも思ってて、それがちょっとはつながってきた感じがある。「前に学割でライブ観れました。今もう社会人ですけど、またライブ行きます」と言ってもらえたり、どんどんそうなっていったら嬉しいです。
辻:僕はシネマとお店とレーベルもやってて、どれが軸とかないですけど、店はもう10年やってて、バンドはもっと長くて、結局変わらず続けていくことがいいなと思っていて。航くんみたいに激情がすごく好きで、それをいろんな人に伝えようとしてるのもいいと思うし、僕はエモとかハードコアが好きで、掘れば掘るほど深さがあって、結局そこが一番好きだから、そこを追いたいんです。新しい目標はそんなになくて、ずっとこういうことをやってたいし、これをもっと浸透させるために、どうしたらいいかをこれからも考え続けたいですね。
―最初に「シーンの盛り上がりを感じていますか?」という質問をして、「感じてないです」という企画つぶしの返事から始まりましたけど(笑)、辻くんはずっとぶれてないんだと思います。でもやっぱり時代の周期があって、そこにSNSのようなツールが加わって、新しくなったり戻ったりを繰り返すのかなって。
辻:エモおじさんにはなりたくないと思うんですけどね(笑)。
中川:結局若い子がやってることが一番かっこいいし、縛られてないのが一番かっこいいと思う。「どうせガキのやつでしょ?」みたいな人マジでいるけど(笑)、そこにはオープンでありたいですね。

『LIKE A FOOL RECORDS / えるえふる10th Anniversary Party!!』

2025年9月21日(日)東京・新代田FEVER
開場12:30/開演13:00
<出演>
my young animal
peelingwards
CHIIO
eveparty
Forbear
Ewoks
NOUGAT
Fennel
Eupholks
来来来チーム
CONGRATULATIONS
FLUID
Ryo Hamamoto
KIDDER
toddle
『UNGULATES BOOKING presents IRREVOCABLE Japan Tour 2025』

2025年10月3日(金)大阪・CLUB STOMP
2025年10月4日(土)東京・下北沢SPREAD
2025年10月5日(日)東京『UNGULATES FEST.』