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ALANが語る、バンドと生活。ただの友達ではない関係で生み出す、人生の彩り

2025.3.31

中央線芸術遭遇

#PR #MUSIC

「生活の中にバンドがある」ということが、もたらす良さ

―今回のオーディションに向けて書かれたプロフィールの中で、バンド活動のことを「営み」と表現されていたことも印象的でした。生活や人生の中にALANというバンドが存在することは、皆さんに何をもたらしていますか?

YAMADA:僕は普段の仕事ではクライアントワークでものを作ることが多いんですけど、そういうことではなく、自分たちだけのものを作る空間があることで、普段と違う頭を使っています。言ってしまえば、「人を幸せにするための思考」と「自分を幸せにするための思考」、この2軸があることが、自分にとっては健全なことだなと思います。

HAMASAKI(Gt):僕は、シンプルに音楽やバンドが好きで、そんな自分が「好きだ」と思える音楽を、自分が「好きだ」と思えるメンバーと一緒にできることが本当に幸せです。もはや趣味ではなくライフワークと言えるものが人生にあることは、ありがたいことだなと感じていますね。

音楽って、辞めようと思えばいつでも辞めることができちゃうし、それを環境のせいにもできちゃうんです。僕はALANの前にもいくつかバンドをやってきたんですけど、自分が納得のいくクオリティを出せず、どうしても、メンバーの粗を見ちゃっていた。でも、ALANは「メンバー全員の好きなところを語れ」と言われたら一晩中語れるくらい、信頼できるメンバーに囲まれているので。自分が納得のいく環境でバンドができるのが、ただただ嬉しいです。

―メンバーの粗を探さずにいられるというのは、今までのバンドとALANでは、HAMASAKIさんの中でなにが違うのだと思いますか?

HAMASAKI:技術の話と人情の話があると思います。人情の話で言うと、バンドに入る前からの友達という関係性は、「心地よく音を鳴らせるかどうか?」という面で大きいと思いますね。尚且つ、そのメンバーが各々楽器や歌が上手かったり、考えてくるフレーズも刺激的だったり、自分の想像を超えてきてくれるメンバーだという点も大きいと思います。僕は前のバンドでは楽曲を作る立場だったんですけど、自分の頭の中にあるものがそのまま形になることって、全然面白くなくて。自分の頭の中にある理想形が100%だとすると、120%に楽曲の魅力が膨れ上がるメンバーがいるかどうかで、バンドをやる面白さは変わってくるんですよね。

TAKAHASHI:大人がちゃんと成長しようとして、実際に成長しているところを見れるのって、すごいことだよね。この5人は僕が集めたメンバーなんですけど、自分の好きな人たちが頑張って成長して、1年前よりちゃんと価値が上がった状態になれているのって、すごくいいなと思う。僕らのやっていることは趣味でゴルフや草野球をやっている人と似ているんだけど、ちょっと違うのは、楽曲をパッケージして、配信することで形にできる、ということで。そうやって自分たちの作った楽曲が、他のアーティストとちゃんと横並びに存在できるのも、すごいことだよなと思う。

HAMASAKI(Gt):プレイリストに入れてもらって、自分が普段聴いているバンドと並んで聴いてもらえたりしてね。

―MATSUIさんは、ご自身の日常にALANというバンドの存在はなにをもたらしていると思いますか?

MATSUI:そうですね……単純に、自分が歌った歌が配信されているって、よくないですか? 普段、働いていても、「まあ、俺は歌を出してるけどな」って思える(笑)。

TAKAHASHI:(笑)。いやでも、わかるよ。

MATSUI:あと、僕は楽器が壊滅的に弾けないんですけど、みんなが歌を重要視してくれているのは感じていて。そうやって自分が持っている能力をシンプルに認めてくれて、それが発揮できる場所があるということは、精神衛生上いい気がします。すごくいいんですよ、「自分が歌いやすい歌がある」って。

YOKOI:マッツーの声で歌われることを想定して作っているしね。

―YOKOIさんにとって、バンドがあることはなにをもたらしていると思いますか?

YOKOI:私は子どもの頃から、作ったものが形になるのがすごく好きなんです。映画を観たり本を読んだりすることももちろん好きだけど、その先にある「アウトプットする」ということをやりたい。今、それを尊敬できる人たちと一緒にできるのはすごく嬉しいことだなと思います。

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