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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

あっこゴリラから19歳の自分へ。「自分の正解を育んでいけば良い」

2025.4.9

FRISK「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」

#PR #MUSIC

「これが最高だ」と言える感覚を大事に育ててほしい

Celeina:そして、手紙の後半には「人の心に敏感なところも、他人を思いやれる優しさになるから」と優しさに満ちた1文が書かれています。

異常な行動力も、いつか可笑しいチャームポイントとして誰かに笑ってもらえたり、時には誰かの勇気になれたりもしちゃうよ。人の心に敏感なところも、他人を思いやれる優しさになるから、今は苦しいと思うけどその調子でガンガン悩んで行動して怪我してください。

あっこゴリラの手紙抜粋(「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」presented by FRISK より)

あっこゴリラ:何でも手当たり次第やってみるって言うと、強いメンタリティの人だと思われるんですが、私の中には矛盾するもう1人の自分がいて。「これ大丈夫かな」と人の顔色を伺ったり、誰かに認められたいと思う部分もあった。

そうやって人のことばかり考えてしまう自分と、物凄い行動力の自分が同居していたから、苦しかったんです。いつも片方がもう片方の邪魔をしていたし、どちらかを消したいと思っていた。でも、顔色を伺っていたことが、いつのまにか「この人はこう思っているんじゃないかな」と考える想像力に直結していったんですよね。まだまだ現在進行形ではありますけど、決して無駄じゃなかったなっていう。

タカノ:さらに「SNSの風評やお金じゃ汚せない君だけの正義」とも綴っていらっしゃいますが、こちらにはどういった思いを込めたのでしょう。

あっこゴリラ:人に認めてもらわないと、自分のことを認めるのって難しいじゃないですか。その基準は売れてるとか、お金になるとか、世の中の歯車として成功することが求められていて、そうじゃない人は生きていけない、みたいになってしまう。それは危ない価値観だと思いますし、そういった明確な成功の基準と付き合うことが難しかった。でも、SNSやお金は関係なく、誰がなんと言おうと「これが最高だ」と言える感覚を大事に育ててほしいなと。

タカノ:自分は自分で良い、と気づけたキッカケは何だったんですか。

あっこゴリラ:気づけたというよりも、言い聞かせながら育てていった感じですね。もちろん、誰かに認めてもらうことは素晴らしいけれど、自分が納得できることも重要で。その感覚をラップを通じて、徐々に体得していったんだと思います。

Celeina:自分に納得できる体験が少しずつ積み重なった結果、肯定的なマインドに変化していった。

あっこゴリラ:そうですね。私の場合、リリックやライブで言語化する作業が良かったのかな。SNSも対人ではなくて、対自分向けというか、自分と向き合う作業ができたら良いなと。

Celeina:確かに、それは大きいかもしれないです。そして、あっこゴリラさんに、あの頃のご自身に贈りたい楽曲を選んでいただきました。どんな曲でしょうか?

あっこゴリラ:「君は君のままで大丈夫だよ」と言われても、当時の私は「綺麗ごと言ってんじゃねえよ」と納得いかなかったんですよ。でも、そういうへそ曲がりな私に向けて、どんな言葉だったら聞いてくれるかなと思いながらワードを考えた楽曲を選びました。“余裕”という楽曲です。

タカノ:それでは最後に、19歳のあっこゴリラさんと同じように人生の岐路に立つリスナーの皆さんへメッセージをお願いします。

あっこゴリラ:正直、私から言えることなんてないんですけど、それでも言えるのは「間違っても全然大丈夫」ってことかな。

あとは、パッて世界が変わるなんてないこと。正解は育てる。だから、その蒔いた種に水をやるんだよ。水をやって育てて、隣の花と比べんな。てめえの花を咲かせやがれってことですね。

「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」supported by FRISK

新たな一歩やチャレンジを前向きに踏み出すことを応援するFRISK「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」では、11組のアーティストやタレント、クリエイターが「あの頃」の自分に宛てた手紙を執筆。手紙の内容について、CINRA、J-WAVE、me and you、ナタリー、NiEW、QJWebでインタビューやトークをお届け。直筆の手紙全文は4月10日(木)から下北沢BONUS TRACKで開催されるFRISK『あの頃のジブンに届けたいコトバ展』で展示される(詳細はこちら)。

『あの頃のジブンに届けたいコトバ展』

第一線で活躍する11組の「あの頃のジブンに届けたいコトバ」。悩みを抱えていたかつての自分に書いた直筆の手紙を展示。この春、新生活を迎えるすべての人へ贈ります。

会場:下北沢・BONUS TRACK GALLERY(東京都世田谷区代田2-36-12)
会期:2024年4月10日(木)〜15日(水)11:00〜20:00(全日程共通)※営業時間は変更になる場合がございます。

手紙展示:アオイヤマダ、あっこゴリラ、宇垣美里、空気階段、崎山蒼志、柴田聡子、玉置周啓(MONO NO AWARE)、長濱ねる、藤森慎吾、ゆっきゅん、若槻千夏

主催:NiEW 後援:FRISK

■アオイヤマダさん登壇のスペシャルトークショーも実施!
展示に加え、本プロジェクトにメッセージを寄せていただいたアオイヤマダさんに登壇いただき、ご自身が何者でもないフレッシャーだった頃を振り返りながら、新生活における悩みや迷いとの向き合い方、気持ちを前向きにする方法などについてコトバを贈るトークショーを開催します。

場所:BONUS TRACK LOUNGE(東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 中央棟テナント2F)
日時:
「アオイヤマダさんトークショー」4 月 12日(土)14:00~15:00(13:30開場)

会場の席数に限りがございますので、参加をご希望の方は下記リンクよりお申し込みをお願いいたします。抽選の上、当選者のみご連絡を差し上げます(メールにてご連絡を差し上げますので、「@niew.jp」をドメイン指定受信に設定いただくようお願いします)。

→詳細はNiEWの特設ページをご確認ください

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