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2020年代はテクスチャの時代? 短歌から音楽まで、瀬口真司×つやちゃんが談論

2026.3.12

#BOOK

Peterparker69、長谷川白紙、valknee……音楽と「テクスチャ」

瀬口:長谷川白紙に“ボーイズ・テクスチャー”という曲がありますよね。まさに「テクスチャ」と書いてるし、ボーイズって言ってるし、僕にとってはすごく重要な曲なんですけど。あれって、ほぼ歌詞が聴き取れないのに、ものすごく詞がいいんですよね。その二重性というか、裂け目、引き裂かれにはシンパシーを覚えたりしますね。Peterparker69もそうですね。すごく崩して歌っているけど詞がいい、とか。

つやちゃん:たしかに“ボーイズ・テクスチャー”は象徴的ですね。ちなみに瀬口さんが、短歌や文学以外のジャンルで、意味とテクスチャの兼ね合いや衝突に、共感や同時代性を感じる表現って、なにかあったりしますか?

瀬口:そうですね、やっぱり音楽は、近いことをやろうとしてる人がいっぱいいるなと思います。歌詞の方向性は違うかもしれないですけど、Dos Monosとか。the bercedes menzも面白いと思います。悪ふざけ感もそうだけど、ずっと痛みについて言ってるし。僕はけっこう、苦しそうに歌ってる人が好きな傾向がありますね。

つやちゃん:わかる気がします。どう身体とつながっているかが浮き彫りになりますもんね。ラップだと、valkneeとかもそれに近い気がします。擬音語が多いですよね。意味がまだ言語化されてない状態だったり、感情が言葉になる前のざらついた感じを擬音語で表すのは、それこそテクスチャ派という感じがしますよね。

瀬口:ああ、そうですね。この間出てた曲(“ぷに”)はめっちゃそれを感じました。あれはもうテクスチャしかない、と思って。

つやちゃん:曲名からしてテクスチャですもんね。

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