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カプコンが二次創作のガイドラインを制定した背景。ファンとの「共創」で育むゲーム文化

2026.2.12

文化庁「著作権について知っておきたい大切なこと」

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©CAPCOM
©CAPCOM

既存のファンコミュニティも尊重したガイドラインの策定

─オリジナルIPのタイトルが多いカプコンさんの環境だからこそ踏み込めた領域もありそうですね。また、フィギュアなどの立体物に関しては、『ワンダーフェスティバル』など、「当日版権」システムがあるイベントへの配慮もなされています。

山田:そうですね。フィギュアのコミュニティには、イベント当日だけ許諾を得て販売するという、長年かけて醸成された「当日版権」というエコシステムが既にあります。ここで我々が「二次創作は自由です」と雑に開放してしまうと、これまでルールを守って手続きをし、ロイヤリティを支払ってこられた方々が不利益を被る可能性があります。新しいルールを作る際は、既存のファンコミュニティや暗黙のルール、先人たちが築いてきた文化を尊重する。そのバランス感覚は非常に重視しました。

─最後に、表現活動を行うユーザーへメッセージをお願いします。

保田:ガイドラインは、やってはいけないことを制限するだけのものではありません。むしろやってもいいラインを示し、安心して二次創作活動に取り組んでいただくためのものです。ルールを守っていただければ、我々は全力でその活動を応援します。ぜひ、迷うことなく創作を楽しんでください。

山田:皆さんの発信が、まだ見ぬユーザーにカプコンのゲームを届ける架け橋にもなります。ガイドラインをご覧いただき、動画もイラストも、安心して、そして気軽に投稿していただければ嬉しいです。

文化庁 著作権普及啓発プロジェクト「著作権について知っておきたい大切なこと」

文化庁著作権課は若年層(高校生〜30 代)を主な対象とした「著作権普及啓発プロジェクト」を始動します。その一環として、カルチャーメディア CINRA・NiEW・ナタリーと連動したクリエイターとのコラボ企画を実施。

また入場無料のライブイベント『exPoP!!!!!』とのコラボレーションによるライブ&トークイベントを開催、新たに文化庁サイト内にオープンしたまとめページでは、著作権にまつわる Q&A を公開し、YouTube では弁護士による解説動画も公開します。

まとめページはこちら
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/taisetsu/

カプコンが掲げる「チザイの循環型デザインシステム」

カプコンは、世の中にワクワクを提供することでよりよい未来社会を作っていくことを目指し、チザイの循環型デザインシステム(上図)を掲げています。

二次創作ガイドラインもその一環で、法をデザインしてガイドラインというカタチにすることで、ワクワクをユーザーの皆様に届けることを目指しています。

今後も、カプコンならびにカプコンのチザイに関する活動にご注目いただけると幸いです。

https://www.capcom.co.jp

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