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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

社長×俳優の小栗旬、心療内科医の鈴木裕介らが語り合う「上手な休み方」

2025.11.10

#OTHER

「カウンセリングが日常にないのは、日本くらい」(鈴木)

B-sideでは現在、アーティストや支えるスタッフに対し、年間を通じて24時間体制で健康上の不安について匿名で医師にチャット相談できるオンラインツールを提供しているほか、年4回ほどの外部講師によるワークショップ、体験カウンセリングなどを行っているが、なんといっても柱となるのは専門のカウンセラーによる個別サポートだ。臨床心理士や公認心理師といった心の専門家にサイトから予約を入れ、対面もしくはオンラインでカウンセリングを受けることができる。

小原が、小栗にカウンセリングを受けたことがあるか尋ねると、受けたことがないと答えつつも「重要なことだと思いますね」と即答。「僕らのようなアーティストや俳優という仕事は、人前に出ていろんなことを表現しなければならず、不安定な状態でいることも多いと思う。そこを一回まっさらにする作業はすごく重要だと思います」と表現者ならではの観点で回答した。

©︎日高奈々子

「役を突き詰めた結果、自分が今どこにいるのかよくわからなくなることが起きたりするんですよね。野球で言えば素振りの場がありますけど、僕らは常に現場に行ってホームランを打たなければいけないという状況なので、0か100という緊張感の中でやっているんです」。海外ではアクティングコーチなどがメンターになって、俳優がエクササイズをして普通の自分に戻っていくという作業が行われていると紹介し、「本人はリラックスしているつもりでもバランスが悪くなっているのかなと思う瞬間がある」という。奥津も「私も不安になったらボイストレーニングに行って、自分の発声を確認してみる」と共感していた。

©︎日高奈々子

公認心理師でもある鈴木は、カウンセラーは心理学を使って心の問題を解決するプロフェッショナルだといい、健康な現在も、月に一度はカウンセリングを受けていることを紹介。「カウンセリングが日常にないのは、日本くらいなんですよ。もっと身近なインフラになったほうがいいと僕は思っています」と呼びかけていた。

©︎日高奈々子

Podcast番組「B-side Talk ~心の健康ケアしてる?」

視聴リンク:https://t.co/BlaLeFOQQ5

B-side

エンタテインメントの価値の源泉であるクリエイターとそのスタッフを心と体の両面でサポートするプロジェクト。
アーティスト・クリエイターとその活動を支えるスタッフが心と体に不調を感じたときに気軽に利用できる専門家のサポートを提供したいという発想からスタート。2021年9月からソニーミュージックにて活動がスタートし、2024年秋からはソニーミュージックグループ以外のエンタテインメント企業へのサービス提供も開始している。
オフィシャルサイト: https://www.b-sideproject.jp/

主催:株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント

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