INDEX
マンチェスターに到着。トイレの流すボタンのデカさにさえ興奮
当日、仕事を終えて羽田に向かいマサヤスさんと合流した。いいおじさんが2人ともツヤツヤしていた。海外に行くのも10年ぶり。興奮しないわけがなかった。14時間のフライトを終えあまり寝れず降り立ったイギリスの地、再合流したおじさん2人はあぶらのツヤツヤが強くなっていた。
我々はヒースロー空港からマンチェスターに向かった。翻訳機能を駆使して予約した列車に乗り込んだ。何回か乗り換えをしたのだが目的地があってることを確認するたびにおじさん2人はツヤツヤした顔を向かい合わせてガッツポーズをした。

マンチェスターピカデリー駅に到着すると、バカでかいポスターに写っているリアムとノエルが迎えてくれた。確実にウェルカムと言ってくれていた。観光客丸出しの僕は首からぶら下げたカメラでバシャバシャ撮った。マンチェスターの街並みは美しく、日本とは全く違い見るもの全てが嬉しかった。日本と違えば違うほど嬉しかった。タクシーに乗ったらすぐに運転手さんがおそらく友達と電話し始めた。オッケーオッケー! 日本ならバレたら即クビ! 最高! そこらじゅうでタバコを吸っている! 最高! そういう光景を見るたびに、僕はマンチェスターでOasisを観るんだ! という気持ちがどんどん高まっていった。

ホテルに到着しチェックインする時、受付のお兄さんが「まさかOasisかい?」と聞いてきてくれた。僕らは「オフコース!!」と親指を立てた。
「日本からだと飛行機何時間?」
「14時間!」
『14時間!? Oasisを観るために!?」
「オフコース!! エコノミーシート!!」
「オゥ! クレイジージャパニーズ!」
めちゃくちゃいい感じで迎えてくれた最高の受付のお兄さん。クレイジージャパニーズはホテルの部屋に入り、色紙くらいのサイズのデカすぎるトイレの流すボタンを見てまた喜んだ。

ここで1泊して次の日にOasisのライブだ。その日はOasisがファンであるマンチェスターシティの本拠地であるエティハッドスタジアムに行き、なんだかピンとこないイギリスのごはんを食べて、Oasisを聴いて過ごした。