グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
4月3日は、インフルエンサー・ライターの5歳さんが出演。今のTwitterの状況や、SNSでのバズらせポイントについてお話を伺いました。
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怒りすぎなTwitter民に言いたいこと
Celeina(MC):まずは、プロフィールをご紹介させていただきますね。この「5歳」というお名前なんですけれども、奥様に隠れてやっていたTwitterのアカウントがバレる度に、「恐妻家」「恐ろしい子」「恐ろしい妻」「後妻」とアカウントのお名前が変わっていき、最終的には「後妻」の言葉遊びで年齢の「5歳」に改名されたという。そんな経緯があって、現在はオンラインサロン運営などの事業を行いながら、日夜Twitterでつぶやき、見守る日々ということだそうです。
5歳:こんにちは。5歳でございます。こんなバレてるなら辞めりゃいい話なんですけど、どうしてもTwitterがすごく好きで辞められずに7回バレたんですけど(笑)。結局開き直って、嫁公認のアカウントとしてTwitterを運用しております。
タカノ(MC):実は僕、元々お知り合いで。いろんなイベントとかでご一緒させていただいてね。そもそもTwitterを始めたきっかけっていうのは?
5歳:もともと僕、外で人と飲んで話すのがすごい好きだったんですけど、結婚してからは結構家庭の中に入っちゃって、喋りたいのに喋る場がなくなってしまって。それで、Twitterで日常生活のこととかをつぶやいたら、バズり始めたんですよね。
タカノ:そんなライトな理由で始められて、今やフォロワー数10.5万人ですからね。やっぱり、家族ネタはバズりやすいんですか?
5歳:僕はたまたま家族ネタだったんですけど、皆さん、置かれた環境の中で絶対、毎日小さくても面白いことが起こっているはずなんですよね。そういう視点でやれば、誰でもTwitterを楽しめるのかなって思いますけどね。

Celeina:なるほどですね。Twitterを始めてから12年ということですが、この十数年でTwitterは変わりましたか?
5歳:最近特に思うんですけど、Twitterをやる人、みんな怒りすぎじゃないですか? 昔を懐かしむ気持ちは無いんですけど、今は誰かしら怒ってたり炎上してたりして、すごく居心地悪いなっていうのは感じていますね。
タカノ:これ、どうしたら良くなってくんでしょうかね。
5歳:みんな怒ってることに無自覚で、無自覚に怒っちゃってるんじゃないかと思っているんですよね。本当は、一晩経ったら大体のことって忘れてるし、そんな怒る必要もなかったなと思うこと多いと思うんですよね。だから、このラジオでTwitterやってる人みんなに呼びかけたいんですけど、「怒ってるけど、それ本当に怒ってる?」ってことをメッチャ言いたいですね。
Celeina:パワーワードですね。「怒ってるけど、本当に怒ってる?」。
5歳:怒りがエンタメみたいになってる。昔からみんなワイドショーが好きだったけど、Twitterでみんなでワイドショーやってるみたいな。高校生がバカみたいなことをやったら炎上する、罰するみたいな雰囲気が出るけど、その時に「そんなに怒ってるけど本気?」っていうのを、みんなに思い返して欲しいっていうことを、今日は伝えに来ました。
タカノ: これは、本当に考えさせられますね。逆に、ポジティブなツイートにはどんなものがありますか?
5歳:ポジティブなものですか。
タカノ:猫とか?
5歳:猫とかになってきますよね。でも僕、原点回帰していくんじゃないかなと思ってて。Twitterには大きな流れがあると思っていて、今はメチャメチャ怒ってる時期だけど、しばらくしたら「ちょっと怒りすぎてたな」って気づいてくると思うんですよね。そのときに、怒るのやめようっていう朗らかなTwitterがまた戻ってくるんじゃないかと、僕は希望を持っています。待ってます、今それを。
Celeina:流行は回るって言いますもんね。
5歳:やっぱりずっとは怒ってないんですよ、きっと。大きな時代の波の中で、みんなが社会的に怒っていたときもあるし、そうでもないときもっていうのは、大きなうねりみたいにあるんじゃないかなと思ってて。
タカノ:怒りがトレンドになっちゃってるというか。
5歳:まさにそれです。怒りがトレンドになっていると思いますね。
Celeina:ちなみに、5歳さんがツイートする際、心がけてることってありますか。
5歳:誰かを傷つけたりしていないか、不快にさせていないかっていうところを、メッチャ気をつけているんですけど。でもみんな、「これをやったら炎上するんじゃないか」「これを配慮しなくちゃいけない」みたいに過剰に気をつかって、何もつぶやけなくなる、みたいな状況にも陥ってるんじゃないかなって思いますね。Celeinaさんは芸能の仕事もやられてると思いますけど、(気をつかいすぎると)本当にツイートすることって、あんまり無くなってくるんじゃないかと思うし、そうなると猫ちゃんのツイートとかが多くなっていくしかなくなる。別に、それでも良いんですけどね。

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Twitterでバズらせるための2つのポイント
タカノ:5歳さんは企業のSNS企画とかもやられていますけど、バズる方法、たくさんの人に見てもらえる仕掛けみたいなところも聞きたいんですけど。
5歳:2つあるんですけど、まずは「誰かにとって、それはすごく有益な情報なのか」っていうポイント。もうちょっと噛み砕くと、みんな、何かしらのオタクだと思っていて。オタクの人って、めっちゃ調べたりするじゃないですか。例えば家電のオタクの人だったら、もう何個もコーヒーメーカーを調べてみるとか。その情報っていうのは、実はめちゃめちゃ有益なんですよね。その人は、好きで飲み比べしてるかもしれないんだけど、探す人にとっては「5個比べた中でこれが良かった」っていう情報がかなりありがたい。だから、誰かのオタク的な知識っていうのは、誰かにとってすごく役に立つっていうのを心がけて、情報発信とかツイートすると、すごく面白いツイートになるんじゃないかなっていう。
Celeina:いやもう私、一生懸命ノートにメモをとっています!(笑)2つあるって仰ってましたよね。
5歳:もう1つは、日常生活の中で絶対に面白いことが起こってるから、それを見逃さない「目」ですね。

タカノ:アンテナを張って。
5歳:そう。電車の中でみんな携帯も見てるけど、見回してみると、何か、とんでもない面白い状況になってたりとか、そういうことを見逃しているだけで、いつも、このスタジオでも、絶対に起こっているはずなんですよ。
タカノ:いや、これは目を光らせながらね。キョロキョロしてますよ(笑)。
Celeina:私も早速実践しちゃいました(笑)。
5歳:僕とか、本当にいつもキョロキョロしてますから。
タカノ:それは本当に、SNSを楽しむコツかもしれないですよね。ではここで1曲、この時間にみんなで一緒に聴きたい曲を5歳さんに選んでもらいました。どんな曲でしょうか?
5歳:はい、きのこ帝国の“東京”ですね。
Celeina:この曲大好き!
タカノ:選曲理由は?
5歳:僕、東京ってめっちゃ好きなんです。いろんな人が集まっていて、いろんな生活がある。例えば夜景を見てると、一つひとつの電気に誰かの何気ない人生があるんだよなって思いながら歩いてたり。ごめんなさい、ロマンチストみたい(笑)。この曲は、そういう東京に住んでるみんなのための歌、普通の人の歌だなと思って。でも、そこにはドラマもあるみたいな。
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Twitter公式アカウントが注意すべき2つのNGな書き方
Celeina:5歳さんの選曲で、きのこ帝国“東京”でした。
タカノ:プロツイッタラーの5歳さんですけれども、過去最高にバズったツイートってどんなのですか。
5歳:例えば、息子との生活の中で実際にあったことなんすけど、読みますね。
「千の位の足し算でつまずいている6歳の息子にお金だと思って計算してみたら?と提案して『お財布の中に500円玉と千円札が入っていたら?』と聞いたら『嬉しい』という答えが返ってきた。」
タカノ:(笑)
Celeina:かわいい(笑)
5歳:子育てやってると、例えば、こういうことって起こるんですよね。でも各家庭で、子供の突飛な答えとか変な発言とか、大人からすると面白いみたいなことって日常生活の中で起こってると思うんですよ。それを面白いって思ったときに、こうやって140文字にすると、他の人をちょっと笑わせることができる。そういう視点をね、持ってると良いのかなって思いますけどね。
タカノ:あとは、自分のことより他人のことをつぶやいた方がバズりやすいような気もするでんすけど、そこはどうですか?
5歳:そうですね、今の感じでいうと、いつも天然っぽいことを言っちゃう友達とか同僚の人を温かく見る気持ちでツイートする。クスッと笑えるくらいで良いんですよ、Twitterで爆笑させるのって難しくて。クスッと笑えるようなことを探してみると、結構Twitterできると思いますけどね。
タカノ:参考になる(笑)
Celeina:しっかりと目を光らせなきゃいけないですよね。「GRAND MARQUEE」のTwitterを盛り上げていきたいなって思ってるんですよね。
タカノ:今、1200人ぐらいですか、フォロワーは。
Celeina:増やしたいんですよね(笑)、切実に。
5歳:一番に考えてほしいのは、公式っぽくないツイートをするっていう、ことだと思います。
タカノ:スタッフのみんな、聞きましたかー!?(笑)
5歳:公式アカウントでやりがちなのが、改行しちゃうっていうのを良くやっちゃうんですよね。改行文っていうのは、Twitterのタイムラインに流れてきたときに、何か告知してるなっていうので、飛ばされやすいんですよ。
Celeina:え? 待って待って。私、改行しまくってた!(笑) 改行した方が目に留まるかなと思って。
5歳:改行すると目に留まるんじゃなくて、飛ばされちゃうんですよ。
タカノ:そうか、広告っぽさが出ちゃう。
5歳:そうなんですよ。あと、絵文字も使わない方がいいですよ。
Celeina:いや、ちょっと待って、ちょっと待って。私の概念が崩壊していってる!!
タカノ:いや、めちゃくちゃ参考になるんですけど(笑)
5歳:絵文字を使ってないだけで、他の人とはちょっと違うなと。何を言ってんだろう? って読まれるように絶対なります。インプレッションも上がると思いますよ。だから、GRAND MARQUEEの公式でも、改行とか絵文字を使わないっていうのをやってみてください。「今日の飯うまい」とか、そんなんで良いんですよ。
タカノ:いや言われてみれば、公式アカウントで絵文字を使いがちな気がするから、告知なんだなって思われちゃう。
5歳:そうなんですよね。なので、ぜひ使わないでください。
タカノ:すごくためになりました。
Celeina:さあ、「FIST BUMP」はグータッチでつなぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介してもらっているんです。5歳さんがご紹介してくださるのは、どんな方でしょうか
5歳:「有楽町かきだ」というお寿司屋さんの大将の蛎田一博(かきだ・かずひろ)さんを紹介したいと思います。
タカノ:どんなご関係ですか?
5歳:人材紹介の会社の社長なんすけど、釣り好きで、釣った魚を社員にまかないご飯として出してたら、最終的に寿司屋を始めるっていう最強に面白い男なんですよね。最初はTwitterについて教えてたんですけど、今では、もう教える必要ないくらい面白くなって。もともと面白い人だから、そういうツイートもできるんだろうけど、もう本当に、紹介したい人、みんなに知ってほしい人。
タカノ:楽しみです、明日ね。一言で表すと?
5歳:本当に「強い男」です。突進するって感じがする。
タカノ:明日は「有楽町かきだ」の大将の蛎田一博さんに繋ぎます。
Celeina:はい、「FIST BUMP」、今日はインフルエンサーでライターの5歳さんでした。ありがとうございました!
GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann