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表現の現場のハラスメントやジェンダー不平等について調べ、発表する「表現の現場調査団」
タカノ:森本さんはアクティビストとしてもご活躍されていますけど、こちらはどのような活動をしているんでしょうか?
森本:はい。まず紹介するのが「表現の現場調査団」で、日本には美術、演劇、映画、デザインなどなどいろんな表現の業界ありますよね。そういう様々な表現の現場において、ハラスメントがどのように起きているのか、ジェンダーに関する不平等がどのように起きてるのかっていうのを調べて発表する団体になります。
タカノ:はい。LGBTQ+のアクティビストでもあるんですよね?
森本:でもあります! 啓発活動を行ったり、この間は国会議員向けの勉強会みたいなものに参加して、お話したりしました。
タカノ:森本さんの原動力って、一体何なんでしょうか?
森本:私の場合は、活動しないと、フラストレーションを持ち続けたまま、痛みを持ち続けたままになってしまって、それがつらい。それを解消するために活動をしている、というのもありますね。動かないとちょっとつらくて。

タカノ:そっか、でもそうやって森本さんが活動をすることで、いろんなところで困っている人、自分では声を上げることができないっていう人に勇気を与えていますよね。
ではここで1曲かけたいんですが、森本さんの選曲をお送りしたいです。どんな曲を選んでくれたんでしょうか?
森本:曲はですね、エズラ・ファーマンさんの“Mysterious Power”という曲です。これは私の解釈になるんですけど、エズラ・ファーマンさんはトランスジェンダー女性で、数年前にカミングアウトされたと思うんですけど、この曲では生まれたときに割り当てられた性別の、男の子として部屋の中に1人でいて、誰もいない中で自分が好きなラジオをかけて男の子じゃない自分を認めるっていう曲だと思ってます。
タカノ:森本さんもおっしゃっていましたけれども、誰もいない中でラジオを聞いててね、本来の自分を認めるっていう。曲調的にもすごくこの時間帯にあっていてね。
さあ森本さん、今後の予定はどうでしょうか?
森本:はい、2つお伝えしますね。まず1つは4月22日に開催される『東京リベレーションマーチ』に一般市民として参加しようと思っています。世の中にはいろんな差別ありますよね。その差別の垣根を越えて、みんなで「差別、おかしいよね」というメッセージを持ちながらマーチをします。
もう1つは「表現の現場調査団」に関してなんですけど、2020年から継続的に活動を続けてきまして、今年の秋頃ですかね、ちょっとまだ具体的にはわからないんですけど、また新たに調査結果を発表しますので、ぜひ皆さん注視していただければと思います。
タカノ:ありがとうございます。今日の森本さんのお話を聞いて興味を持った方は、ぜひ活動を追ってみてください。 FIST BUMP、今日はアクタートレーナーでアクティビストの森本ひかるさんにお話を伺いました。どうもありがとうございました。
GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann