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小説家・額賀澪がドラマ化された『転職の魔王様』の題材に転職を選んだ理由

2023.8.16

#BOOK

撮影:青地あい

最近のオススメ本と『芥川賞』予想

Celeina:やはり本を書かれているということは、本を読むのもお好きですか?

額賀:読むのはすごい好きなんですけど、最近は作品に必要な資料を読む時間に取られてしまうことが多く、読む冊数が減ってきてしまって。なので、昨日お世話になったあわいゆきに、読んでおいた方が良いやつはある? って聞いて、いっぱい読んだ中で、良かったと紹介してもらったやつを積極的に読むようにしてます。

Celeina:書評家さんと作家さんのつながりってそういう形もあるんですね。

タカノ:最近のおすすめはありますか?

額賀:ついこの間、読み終わったんですけど、(小説家の)吉田修一さんがすごく好きで。吉田さんが書かれている横道世之介シリーズの完結編である『永遠と横道世之介』という作品が出たばかりでして、終わってしまったなという寂しさと達成感みたいなものもありつつ、とても良い本でした。ぜひ読んでほしいです。

タカノ:皆さんにもおすすめです。

Celeina:ここで1曲お送りしたいんですが、選んでいただいたということで。

額賀:miletさんの“Wonderland”という曲を選ばせていただきました。『転職の魔王様』のドラマの主題歌がmiletさんの新曲の“Living My Life”という曲で、これがまだ発売前なので、私が初めて聴いたmiletさんの曲をお願います。

Celeina:みんなで聴いてみましょう。

タカノ:額賀さん、今日、『芥川賞』の発表ですけれども、額賀さん的には、どうです?

額賀:乗代雄介さんのすごいファンなので、『それは誠』に取ってほしいというのが完全な願いです。

タカノ:乗代さんは4回目の候補になるということで。

額賀:そうなんですよ。

タカノ:そろそろ取ってほしいっていうファンの方の声も聞きますしね。

Celeina:そして額賀さん、9月に新作『青春をクビになって』が発売されるということで。

額賀:ありがとうございます。

Celeina:言える範囲でどういう作品かとか……。

額賀:いわゆるポストドクター、大学院を出て研究者としてのキャリアを積んでいる人は、何らか不安定なキャリアを積んでるんですよね。35歳になった男性が、大学の非常勤講師として収入も少ない中で一生懸命に研究をやっていて、本当にこのまま研究者として生きるのか、それこそ転職をして、別の世界に行くのかを、葛藤する物語です。

Celeina:気になりますね。これ、9月発売の『青春をクビになって』ぜひチェックしてみてください。さあ、FIST BUMPはグータッチでつなぐ友達の輪ということで、お友達を紹介してもらっているんですが、額賀さんがご紹介してくださるのはどんな方でしょうか?

額賀:ミステリー作家の佐藤青南(さとう せいなん)さんを紹介したいと思います。

Celeina:どういったご関係なんですか?

額賀:デビュー当時からお世話になっている先輩の作家さんです。

Celeina:一言で表すと?

額賀:一言で表すと、本人は嫌がると思うんですけれど、出版業界の世話焼きお兄ちゃんだと思います。

Celeina:ありがとうございます。明日はミステリー作家の佐藤青南さんにつなぎます。今日お迎えしたのは小説家の額賀澪さんでした。ありがとうございました。

額賀:ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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