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みらんのかっこいい話していいですか?
みらん:連絡を取り合うようになって、去年の12月に忽那がライブを観に来てくれたんです。その後に二人で飲みに行って仕事の話をいっぱいして。
忽那:「今どんなことしてるの?」っていう話を。不思議な感じだったね。
みらん:私は18歳くらいから音楽をやり始めたから、知り合う人がほとんど年上ばっかりで。だから忽那といると昔の感覚を取り戻すっていうか、「こういう感じだったな、私は」って。
忽那:そうだね。中学のあの感じを思い出す。
みらん:こういう仕事をしていると、いろんな憧れの人に会う機会も多いんです。実際に会うとイメージ通りキラキラしてる人もいるけど、苦労しながら隠すところ隠して表舞台に立ってるような人に出会えるほうが、私はめっちゃ力もらえるんですね。この感覚を、忽那と共有できたんですよ。

忽那:うん、なんかうれしかった(笑)。(ダウの)メンバーとはこういう話をしないし、新鮮でしたね。音楽のことを交えて喋ってくれるから、お笑いをやっている人とは角度が違うし。でも、話はわかるから、共通する部分があるんだなって。
みらん:毎日どうやって起きて、モチベーション上げて頑張るかみたいな、日常的な悩みとか、「これがしんどいよね」っていうのは共通するよね。「すぐ肌荒れちゃうよね」とか。
忽那:中学のとき、みらんに石鹸もらったの覚えてるよ。
みらん:なにそれ? そんな気持ち悪いことした?(笑)
忽那:たぶんお母さんが作ったやつだったと思う(笑)。その頃から美容のことはみらんに聞いてました。
みらん:芸能界って不規則で忙しいのに、なんであんなに綺麗な人がいるんだろうね。
忽那:ほんとだねー。
みらん:こういう話をできる友達が、音楽とは別の場所にいてくれるのめっちゃ助かる。

忽那:みらんのかっこいい話、してもいいですか?
ーぜひお願いします。
忽那:ついこの間みらんが上京してきたんですけど、「明日上京するから家に来ない?」って誘ってくれたんですよ。「まだ何もないけど、よければ遊びにおいで」って。引越し初日だから何もないだろうけど、それでも布団とかテーブルとか何かしらあるじゃないですか。家に行ったら、本当に何もないんですよ!
みらん:ギターとスーツケースだけで上京したから(笑)。
忽那:それがすごくみらんらしくて、かっこよかったんですよね。
みらん:私も驚いたのは、その日がものすごい雨だったんですよ。大雨警報も出てたくらいだから、もう来ないだろうと思ってたら「行く気満々だけど」って。
忽那:上京1日目に呼んでくれたんだから! そんなめでたい日に私を選んでくれたなんて、こんなに嬉しいことはないよ!
みらん:ずぶ濡れで来てくれたね。
忽那:キャリーケースの上でご飯食べたね。なんにもないから、ずっと壁を見ながら(笑)。
