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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

ママの悩みを演劇に昇華。菊川朝子が思う子育てと輪廻とは。

2023.7.11

#STAGE

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

6月20日は、文筆家のワクサカソウヘイさんからの紹介で、ママさんコーラス演劇「うたうははごころ」代表の菊川朝子さんが出演。ママさん演劇を始めたきっかけや、子育てに立脚したイベントについて教えていただきました。

子育てと演劇の二足のわらじ

Celeina(MC):昨日の文筆家のワクサカソウヘイさんからのご紹介でママさんコーラス演劇「うたうははごころ」の代表、菊川麻子さんです。よろしくお願いします。

菊川:皆さん、こんにちはー!「ママさんコーラス演劇『うたうははごころ』の朝子です!」……菊川朝子です、よろしくお願いします(笑)。

タカノ(MC):バイタリティーの塊だ!(笑)

菊川:これ普段全員でやるんで、今1人でやるのすごい嫌だなって思いながら(笑)。

タカノ:菊川さんのTwitter勝手にこっそりチェックして。「放送禁止用語言わないようにせな!」みたいな(笑)。

菊川:そうなんです(笑)。子育ては放送禁止用語ギリギリなことが多いので。この曲は流せませんっていうのもあります。

Celeina:私Spotifyの方で色々聞かせて頂いたんですけど。

菊川:まずいですよね(笑)。

タカノ:お子さんが喜んじゃう系。

菊川:お子さんがよく言いたくなるフレーズとかあるじゃないですか。人体から出るものとか。

タカノ:うんこですよね。

Celeina:言っていいんですか?(笑)

タカノ:僕、仕事でうんこミュージアムっていうのをやってたんですよ。

菊川:あれもママ界隈ではすごい話題になりました。行きたいよねっていう。

タカノ:この話で尺使いたいぐらいだけど。進行をお願いします。止めてください(笑)。

Celeina:では、まずはプロフィールをご紹介させていただきます。菊川朝子さんは2002年に女性のみの演劇ユニット「Hula-Hooper」を結成。他劇団への客演そして脚本提供、振付も精力的に行い、2016年ご出産された後は親子での客演も多数ということです。2017年にママさんコーラス演劇「うたうははごころ」を結成。現在は地元鳥取と東京の2拠点で活動されています。

タカノ:ということは今日は鳥取から?

菊川:はい、そうです。「うたうははごころ」の稽古を兼ねて滞在していまして。

Celeina:忙しい中ありがとうございます。

菊川:いえいえ、全然忙しくないです。月に一回くらいしか稽古しないので。月に一回くらいしか集まれないんですよ。みなさんなかなか忙しくて。何とか集まってやろうみたいな感じでやってます。

Celeina:今日はお子さんも一緒にいらして頂いて。

タカノ:ブースの向こうにいらして頂いてますね。

Celeina:髪型がめちゃくちゃかわいいですね。

菊川:ありがとうございます(笑)。

Celeina:いつも菊川さんがやられているんですか?

菊川:はい、そうです。私は切って欲しいんですけど、本人は伸ばしたいっていうから色々遊んじゃえと思って。今日もお団子三つくらいにして。

タカノ:一応ゲスト用のマイクを2つ用意していたんですけど。

菊川:入るかって言ったら「向こうで本読んでる」って断られまして。

Celeina:でも普段はお子さんと一緒に舞台に立たれてるんですよね?

菊川:そうですね。生まれる前、お腹の中にいる頃から一緒に出たりとか。それこそ1、2歳のときから共演して。抱っこしながら出てるみたいな。

Celeina:演劇の英才教育ですね。

菊川:そうですね(笑)。

ママになっても、ママとして演劇を続ける

Celeina:そもそも演劇の道にはどのように進まれたんですか?

菊川:鳥取で生まれて育ったんですけど、高校卒業するときにはもう演劇をやろうと思って上京してきて。そこから養成所に通ったり、コント作家さんのところでコントをやらせてもらう機会があったり。くだらないことをとにかくやっていきたいっていうことが一番にあったので、そこからこの演劇ユニットの「Hula-Hooper」っていうのをやるようになったという感じですね。

タカノ:「うたうははごころ」は2017年からなんですね。

菊川:子供が1歳になったぐらいのときで。そこまでは乳飲み子でなかなか落ち着いてやれなかったんですけど、同じぐらいの歳の子がいる女優のお友達に「私こういうことやりたいんだけどどう?」って言ったら、「やろうやろう」って言ってくれて集まってやることになって。0歳児の子育てって、オムツ替えとかお着替えとか、全部こっちがやるじゃないですか。「着替えようね」みたいなことを鼻歌みたいな感じで言ってないとやっていられないので、自然と出てきちゃう鼻歌をコーラスにして歌ったら面白いんじゃないかなと思って。

タカノ:ママさんならではなんですね。

菊川:そうですね。イヤイヤ言ってる子供に対してママ側が、イヤイヤ期の時こんな気持ちになるみたいな客観的な思いとかを歌にしているような感じで。

Celeina:なるほど。じゃあ届けたい人っていうのはもちろんママさんに。共感っていうところもありますけど、パートナーに対してぶつけるというか。

菊川:それもありますね(笑)。

タカノ:舞台に菊川さんのお子さんだけじゃなくて、メンバー皆さんのお子さんも出演されると。

菊川:子供を置いて演劇をやろうってあんまり思えなくて。稽古場も本番中も一緒にその場にいて、本人たちも楽しめるというかしんどくない状態で、私達もやりたいことを精一杯やれるっていう場所を作りたいなっていう感じで。

Celeina:win-winだ(笑)。

菊川:win-winになっているかはわかんないんですけど(笑)。

Celeina:お母さんとずっと一緒にいるっていうのは嬉しいことですから。

菊川:1人でお留守番できるレベルになるとついてこなくなりますけど、まだそこまでじゃないので。でもみんな自由にその辺で遊んでたりとか。「抱っこして」ってずっと抱っこしながら歌ってる場合もあれば、「今は歌わないで」ってめちゃくちゃ怒られたりするとか(笑)。

タカノ:そういうこともあるんですか(笑)。

菊川:「やめて! うるさい!」とかね(笑)。練習してるからうるさくてごめんねみたいな。

タカノ:歌うために来てるのに(笑)。

Celeina:でもみんなママだからやっぱり心強いですよね。

菊川:それはありますね。やっぱりこの時代なんでみんな核家族だけで生きてるんですけど、それが集まると、お互い他人の子を叱ったりとかも全然します。大家族というか、親戚がいっぱいいるみたいな感じでお互い育ててるのも楽しいなと思います。

タカノ:素敵ですよね。ここまで聞いて「うたうははごころ」の歌がどんなものか皆さんも気になっていると思うんですよ。菊川さんに1曲選んでいただきました。どんな曲でしょうか?

菊川:うちの子供が小学校になる前ぐらいに、アイウエオとかをアルファベットの歌みたいな感じで一緒に歌いながら覚えられる曲を作りたいと思って。”ははごころのあいうえお”っていう曲を作ったので聴いていただきたいなと思います。

タカノ:らりるれろの雑さが気になっちゃって(笑)。

菊川:バレた(笑)。もういいかなって(笑)。

Celeina:楽しいですね、大人が聴いていても。

タカノ:意外とベースラインが渋いっていう(笑)。

Celeina:菊川さんの選曲で「うたうははごころ」の”ははごころのあいうえお”をお送りしました。

子育ては輪廻

Celeina:先ほどからお伺いしてきてますけれども、「うたうははごころ」はコーラス演劇をやられてるんですよね。舞台の内容はどういった構成になってるんですか?

菊川:例えば子育てで「やめてほしいな」って思うことがいっぱいあるので、それにまつわるエピソードを紹介しつつ「それではお聴きください、” やめて狂想曲”」みたいに繋がる感じで。MCでみんなの本当にあったエピソードとかが織り混ざりつつ、メタな感じですね。虚実入り混じっております。

タカノ:ママさんたちがそれを見ると、「わかる!」っていう声もあったり。

菊川:そう言っていただけると嬉しいですね。

Celeina:これからママになるプレママさんも、行ってお勉強できる。追体験して準備にもなるかもしれないですよね。

菊川:カオスすぎて恐ろしくなる可能性がありますけど(笑)。

Celeina:そんな「うたうははごころ」ですけれども、次の公演が決まっていると。

菊川:9月10日に『歌え!踊れ!育て!ははごころの庭2023夏のRINNEフェス』を開催いたします。

タカノ:タイトルが気になる(笑)。

菊川:輪廻をテーマにしております(笑)。子供服ってすぐに着れなくなるんですよね、サイズが大きくなっちゃったりして。綺麗なままなので捨てたくないし、着てくださいっていうような感じで巡り巡っていくから、子育てって輪廻なんじゃないみたいな話をしていて。フリーマーケットをやったりとか、お下がりのおもちゃとかを景品にしたゲームみたいなこともやりながら、ステージももちろんやるっていうフェスをやります。

タカノ:ちゃんと楽しくて社会的にも意義があるという、素晴らしい活動ですよね。これはSNSで追加情報など。

菊川:はい、TwitterInstagramfacebookなど。ホームページもありますので、そちらで詳細は今後上げさせていただきます。

Celeina:さあ「FIST BUMP」、グータッチで繋ぐ友達の輪ということでお友達をご紹介してもらっているんですが、菊川さんがご紹介してくださるのはどんな方でしょうか?

菊川:テルミン奏者の街角マチコさんです。この間タカノさんがテルミンやりたいっておっしゃってたので(笑)。

タカノ:聞いてくれたんですね。

菊川:そうなんです。これはもうマチコさんしかいないと思って。

タカノ:それでもお友達がいるっていうのがすごいですよね。

菊川:本当にたまたま、テルミンの第一人者みたいな友達が。ぜひ習ってください。

タカノ:習いたいです(笑)。ちなみに一言で表すとどんな方ですか?

菊川:美しき変人です。

タカノ:期待値上がっちゃいますね。ありがとうございます。明日はテルミン奏者の街角マチコさんに繋ぎます。

Celeina:今日はママさんコーラス演劇「うたうははごころ」代表の菊川朝子さんでした。ありがとうございました。

菊川:ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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