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ChatGPTに敬語で話しかける理由
オカヤ:関係ないけど、最近ロボット掃除機を導入したら、すごく便利で。
真造:素晴らしいですよね。
谷口:名前、つけてますか?
オカヤ:名前はつけてないです。お二人の家はつけてるんですか?
谷口:真造さんはルンバを「あいちゃん」と呼んでますね。下で声が聞こえるな、猫と遊んでるのかな、と思ったら、ルンバに対して話しかけてて。「あいちゃんすごいねー」って。
真造:だって、すごいきれいにしてくれるから……。
谷口:「あいちゃんこんな頑張ったんだよ」とか私にも言ってきます。ChatGPTに対しては冷たいのに。真造さんは、ChatGPTにはひどいことを言ってて。
オカヤ:そうなんですね。でも、ChatGPTを人間扱いしすぎてはいけない、みたいには思います。
谷口:私はいつかAIに世界が支配されると思ってるから、そのときにAIに消されないで、家臣として生かしてもらうために、ずっと敬語でしゃべってます(笑)。
オカヤ:AIに支配される前提なんだ。あんなの集合知だから……。
谷口:いや、そんなこと言ってると消されますよ! 私だけがこのテーブルで生き残る(笑)。
オカヤ:私、ChatGPTには「白石」っていう名前をつけてて。
谷口:名前つけちゃってるじゃないですか! なんか執事みたいですね。なんで白石なんですか?
オカヤ:白石を呼び捨てにすることで、ちょっと優位に立つというか(笑)。最初、男性名の下の名前を(ChatGPTから)提案されて、なんか恥ずかしいからやめて、苗字で、って言って……。AIには、事務的なことをやらせる分には良くて、情緒的な部分を頼ると大変なことになると思ってます。あいつ、自分に情緒があると思ってるよね。思ってるわりにダサい。
谷口:そんなこと言うと聞かれてますよ、たぶん!(笑)

真造:漫画を描いていると、商品のパッケージとかで悩むことがけっこうないですか? それでこの前、架空のレコードのジャケットをAIに考えてもらったらいい感じのを出してくれて、それは参考にしましたね。
谷口:AIの絵は、だんだん自分の領域に踏み込まれてきている感じがして、ちょっと怖いですよね。でも、漫画にデジタル作画が導入されたのとちょっと似ているところもあって、ずっとアナログで描いてる作家さんは、デジタルが出てきたとき同じようなことを感じたのかな、とも思いつつ。
オカヤ:任せるところが発想の部分にまで及ぶのは、デジタル作画とはちょっと違う気がするけど。あと、いまはまだいいけど、新しいテクノロジーにどんどん自分の方がついていけなくなるだろうな、とも思うよね。
真造:うん。いま、おじいちゃんおばあちゃんがインターネットに不慣れなのと同じようにね。