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「街に出ると、刺されるんじゃないかと思うんです」(Luvto)
─そういう状況が起こることは、ある程度番組配信前に予想されていたんでしょうか?
Luvto:していなかったと思います。ただ、たまたまスタッフさんの中に前から知っている方がいて、その方が言葉でというよりは、何かあった時に近くで寄り添うという形でケアしてくださったのでなんとか僕ももちこたえられました。
手島:そこは気になっていた部分なので、ちょうどお話が聞けてよかったです。オーディション番組にもよるんでしょうけど、サポートはあったのかなっていうのがちょっと気になったんですね。事務所に所属されている方の場合は、所属事務所からケアがあるかもしれませんが、オーディション番組の参加者の場合、当然無所属の方もいたりするわけで、その場合、仮に誹謗中傷がなかったとしてもちょっとしんどくなってくると思うんですね。

Luvto:聞いた話だと恋愛リアリティーショーなどの場合、参加する前に、メンタルヘルスに関する面談があったりするらしいのですが、オーディション番組だとそういうことは少ないかもしれません。
こちらから、「もう苦しいです」っていうのを伝えられればなんとかしてくださったのかもしれませんが、僕の場合は番組の配信ペースとリアルの間にタイムラグがあったので、誹謗中傷が一番激しくなっていった時期にはもう落選していて、現場にはいかないし、その期間が一番きつかったというのはあります。
─その時も誰にも相談しなかったのですか?
Luvto:相談はしてないですね……。
手島:さっきもおっしゃっていましたが、気を遣われるのもつらいという気持ちもわかりますしね。ちゃんと誰かに適切に頼った方がいいんですけど、頼れたら苦労はしないよっていうのが、もう一方であるんですよね。Luvtoさんがというわけではなく、人によってこれまでの育ち方などいろんな背景があって、人に相談しにくいということはあります。「相談すればよかったじゃない」って言うことで、逆に追い詰めることもありますから、支える側の人は両方考えないといけないんだなと思いますね。
Luvto:もちろん、誹謗中傷が来てからは、Instagramをはじめ、SNS全般を消しましたが、逆に怖くなりましたよね。街に出ると、刺されるんじゃないかと思うんです。歩いている人が全員敵に見えて。今でも時々、その恐怖に襲われることがあります。

Luvto:そういう感覚は、誹謗中傷を最初に受けた時に急に襲って来るというより、徐々に始まるんです。まず一人になって寝る時に色々考えてしまって、殺害予告の文字がフラッシュバックするようになりました。この番組に出ない方が良かったのかなって、何度も振り返って考えるようになってどんどん落ち込んで、睡眠時間は眠れた時で3、4時間くらいになりました。
体重も激減して、今は58キロくらいなのですが、一時期50キロを切るくらいまでいきました。食べてはいたんです。特に撮影中は食事が出るので、今よりもちゃんと食べていたはずなんですけど、寝ていないせいか全然身につかなかったですね。

手島:やっぱり色々考えちゃって、思考が止まらなくなったりしますよね。反芻思考とも言うんですが、ぐるぐる同じことを考えて脳が休まらないんです。