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「仲間にも、番組関係者にも、友達にも誰にも相談はできませんでした」(Luvto)
─受けてみてからはどんなことが起こりましたか?
Luvto:僕、結構SNSで叩かれて、炎上しちゃったんですけど……。

─4次審査の際に足に怪我をして踊れなくなりましたが、その時ですか?
Luvto:いえ、たぶん最初の面接審査(Episode01)からだったと思います。すでに多くのファンがいる事務所の公開オーディションということで注目も集まっていましたし、例えば「ずっと応援している人がまだデビューできていないのに……」とかいろんな事情があって、「追加メンバー候補」に対して複雑な気持ちになる方もいらっしゃったのではと思います。
─具体的にはどういうことがあったのですか?
Luvto:最初はInstagramのDMに殺害予告がバーっと来て。「出ないでください」とか危害を加えるといった恐ろしい言葉が長文で書いてあって、それが多い時で1日100件くらい来ました。
─オーディションを受けていた仲間同士でそういうことについて話すことはありましたか?
Luvto:そこまで打ちとけて相談するということはありませんでした。 仲間だけではなく、番組関係者にも、友達にも誰にも相談はできませんでした。逆に、仲間からは、なんであんなに琉斗が炎上してるの? って聞かれるくらいで。
手島:僕も番組を見たんですが、炎上する要素が正直見当たらないんですよね。

産業カウンセラー、音楽専門学校講師、保育士。ミュージシャンとして活動後、マネジメント・スタッフを経て、専門学校ミューズ音楽院で講師と新人開発を担当。「文化・芸能業界のこころのサポートセンター Mebuki」所属カウンセラー。著書に『なぜアーティストは壊れやすいのか?——音楽業界から学ぶカウンセリング入門』『アーティスト・クリエイターの心の相談室——創作活動の不安とつきあう』等がある。
Luvto:殺害予告を送ってきた人たちは、何らかの事情でつつくところを探していて、僕がターゲットになったのかもしれません。でも多分僕は、映像で見えている部分と現場でのイメージが真逆のタイプだと思います。仲間やスタッフさんとも自分からコミュニケーションをとるし、なんだろう? 自分が前に出ることも好きですが、人を支えるのも好きな方。「チームメイトのいいところを、もっと引き出すにはどうしたらいいだろう?」って裏方みたいなことをよく考えていました。その人が注目されるとわーって喜んだりして。
─確かに、それは伝わらなかったです。むしろ一匹狼的な人なのかと……。
Luvto:その映らない部分とのギャップで苦しむことが多かったですね。参加中も、「オーディション番組向いてないな……」と思うことは多々ありました。

Luvto:僕は、アイドルを仕事にしている人は、アイドルになりきるのも大変だけど、素でいることの方がもっと大変だろうと思うんです。攻撃的な内容の評価も素の自分が全部受け入れないといけないし、それでも自分自身を信じないといけないので。そこの覚悟はできていたつもりだったんですが、文字にして誹謗中傷が来るとやっぱり……。自分が傷つくことよりも、周りが僕にすごく気を遣ったり、身内が傷ついているのをみて心が痛んだということが大きかったです。