6月13日(金)に公開される映画『リライト』の本予告と本ビジュアルが解禁された。
法条遥の同名小説を「タイムリープ×青春ミステリ」として映画化する同作。主演は池田エライザが務め、監督は『ちょっと思い出しただけ』『くれなずめ』など青春映画で若い世代から支持を集める松居大悟、脚本は「時間もの」で高い評価を得ているヨーロッパ企画代表の上田誠が担当する。
本予告は池田エライザ演じる小説家・美雪の姿から始まる。高校時代に300年後からやってきた未来人の保彦と出会い、彼とのひと夏の物語を書き上げた出来事は「自分だけのものだった」と信じる美雪。しかし時間は「あの夏」に巻き戻り、保彦は美雪の同級生達の前に次々とタイムリープを繰り返して現れていた事実が判明。クラスメイト全員を巻き込んだ壮大なパラドックスが幕を開ける。
映像では橋本愛が出演していることも明らかとなり、「残念だけど、保彦はあなただけのものじゃない」とミステリアスに告げる美雪の同級生友恵役を演じている。また、主題歌を新進気鋭のラッパーRin音が担当することも発表され、本予告では同作のために書き下ろした”scenario”が使用されている。情報解禁にともない橋本とRin音のコメントも公開された。
松居さんと久しぶりにご一緒できると聞いたときは、心躍りました。毒気に満ち溢れた物語が、松居さんの優しさでなんとも爽やかで柔和な読後感に変貌したように思います。
橋本 愛/雨宮友恵役(美雪のクラスメイト)コメント
私が演じた友恵の膨れ上がった執念が、みんなの人生に蔓のように絡んでいくのが、苦しくも楽しかったです。
普遍的な学園青春ものかと思いきや。みんなの人生をかけた裏切りを、ぜひ楽しんでくださいませ。
まず素敵な作品に主題歌として関われたことがこの上なく嬉しかったです。
Rin音/主題歌アーティスト コメント
作中の尾道の風景はとても美しく、どこか学生時代に見た景色とも重なるようでした。
特に作詞に関しては、自分を『リライト』の世界観にそのまま投影して書き進めていきました。
「小説のページを捲るように」「1行1行文字追っていくように」を意識して曲を作り上げているので、是非とも劇場で映画とともに主題歌も聴いていただきたいです。
予告と併せて解禁となった本ビジュアルには、シリアスな表情で図書室に佇む高校生の美雪と保彦、そして保彦を見つめる友恵の姿が。奥にはもうひとりの謎の女性の姿が写っており、その正体に関心が集まるものとなっている。
『リライト』
6月13日(金)ロードショー
出演:池田エライザ、阿達 慶、久保田紗友、倉 悠貴、山谷花純、大関れいか、森田 想、福永朱梨、若林元太、池田永吉、晃平、八条院蔵人篠原 篤、前田旺志郎、長田庄平(チョコレートプラネット)、マキタスポーツ、町田マリー、津田寛治、尾美としのり、石田ひかり、橋本 愛
監督:松居大悟/脚本:上田 誠/原作:法条 遥 「リライト」(ハヤカワ文庫)/主題歌:Rin音「scenario」/音楽:森 優太
製作・配給:バンダイナムコフィルムワークス/©2025『リライト』製作委員会
【ストーリー】
高校3年の夏、転校生の保彦がやってきた。彼はある小説を読み、憧れて、300年後からタイムリープしてきた未来人だった。保彦と秘密を共有する美雪。やがて二人は恋に落ちた。そして、7月21日、運命が大きく動く。保彦からもらった薬で、美雪は10年後にタイムリープする。未来の美雪は1冊の本を見せ、「あなたが書く小説。……絶対書ける。」と告げる。それは保彦が未来で出会う小説。タイリープから戻った美雪は、未来へ帰っていく彼を見送った。「この夏の彼と私の物語を書き、必ず時間のループを完成させる」という約束を交わし―。
10年後、小説家になった美雪は、ようやく出版にこぎつけた保彦との“自分だけの物語”を手に帰省する。
しかし運命の日、いくら待っても10年前の美雪は来なかった。なぜ来ない!?
現在、過去、そして未来、時を翔けめぐり「リライト」される運命の行方は?