3月7日(金)に全国公開予定の映画『ウィキッド ふたりの魔女』の日本語吹替版新キャストが発表された。
同作は、『オズの魔法使い』の前日譚として、西の悪い魔女・エルファバと南の善い魔女・グリンダの知られざる友情を描いたミュージカル作品。ジョン・M・チュウが監督を務める映画『ウィキッド ふたりの魔女』ではエルファバ役をシンシア・エリヴォ、グリンダ役をアリアナ・グランデが演じる。
吹替版ではエルファバ役を高畑充希、グリンダ役を清水美依紗が演じることが発表されていたが、今回新たに9名の追加キャストが発表された。学校中の生徒を虜にしていくウィンキー国の王子・フィエロ役は、『アラジン』『ノートルダムの鐘』など数々の舞台で主演を務める海宝直人。エルファバの妹・ネッサローズ役は、現在放送中の連続テレビ小説『おむすび』などに出演中の田村芽実。ひそかにグリンダに好意を寄せているマンチキン国出身のボック役は、『千と千尋の神隠し』ハク役などで知られる入野自由が務める。ゴシップ好きの皮肉屋・ファニー役は、動画クリエイターであり、モデルや役者としても活動するkemio。そのファニーの相棒であるシェンシェン役は、お笑い芸人であり、Netflixシリーズ『極悪女王』で主人公のダンプ松本を演じて大きな話題を呼んだゆりやんレトリィバァ。このほかにもエルファバに魔法の使い方を教えるマダム・モリブル役を塩田朋子、伝説のオズの魔法使い役を大塚芳忠、ヤギのディラモンド教授役を山寺宏一、エメラルドシティにたどり着いたエルファバやグリンダを誘う語り手役を武内駿輔が演じる。それぞれからのコメントも発表された。
<海宝直人(フィエロ役)>
2004年のトニー賞での「ウィキッド」の圧巻のパフォーマンス。あの日からCDを聴き続け、日本での開幕はもちろん、ニューヨークでもロンドンでも観劇し、終演後にはしばらく放心状態になってしまうような観劇体験をしました。そんな思い入れのあるミュージカルの映画化作品に携わることが出来て本当に光栄です。ジョナサン・ベイリーさんが演じるフィエロはチャーミングかつその奥に見える繊細な心の揺れ動きがとても魅力的なキャラクター。それを吹替版でもしっかりとお伝えできるように務めさせていただきます。まさに魔法のような『ウィキッド ふたりの魔女』、皆様もぜひ映画館でその魔法を体感して下さい!
<田村芽実(ネッサローズ役)>
「ウィキッド」は子供の頃から大好きな作品で、今回このような形で参加させていただけるなんて、夢にも思っていませんでした。収録ではネッサローズの純粋さの中に隠れる意志の強さを表現できるよう心がけて努めました。魔法が使えるなら…世界平和。これに限ります。観て下さるお客様にも、この願いが少しでも届けられたら嬉しいです。
<入野自由(ボック役)>
まさか自分が「ウィキッド」に携われる日が来るとは思っていなかったので、本当に嬉しかったです。NYの劇場で観劇したあの日。「ディファイング・グラヴィティ」を最前列の席で浴びた時のあの衝撃は、今でも忘れられません。僕が吹替させていただいたボックは、頑張り屋で心根の優しいキャラ。ちょっと頑張り方の方向性が、、、なところもありますが(笑)。この作品に込められたメッセージと情熱を、是非全身で受け止めて下さい。『ウィキッド ふたりの魔女』、、、凄いです!
<kemio(ファニー役)>
本国では公開当時、どこの映画館も賑わっていて『ウィキッド』の話題で持ちきりでした。ファニー役が決まった時は、本当に嬉しかったです!18歳の時に初めて「ウィキッド」を観劇しましたが、それから10回くらい観ています。人生の節目でとても助けられた作品だったので、信じられませんでした。どんな状況であっても、自分の大切だと思う人を見つけることができる、この環境が全てではないんだということが分かる、とても勇気づけられる作品です。本当にこの作品を愛している人たちが、色々な想いを込めて作り上げた凄く大切な作品なので、是非たくさんの人に見て頂けたら嬉しいです!
<ゆりやんレトリィバァ(シェンシェン役)>
私が吹替を担当したシェンシェンは、学校の憧れの存在に近づきたいと頑張っている可愛い人です。私も中学校で憧れの存在に近づこうとしていたので、シェンシェンの気持ちは凄く分かります。この作品を観ると共感できるポイントが多くあります。人は表面的なことで判断されがちですが、それぞれみんなが、分かってもらえない歯がゆさを持ちながら生きていると思います。そんな、あ!自分だけじゃないんだということを気付かせてくれる勇気をもらえる作品だと思います。皆さん、もう間もなく公開です!楽しみにしていて下さい!
<塩田朋子(マダム・モリブル役)>
「ウィキッド」が映画になる!それだけでもうワクワクしますね。そこに私も参加出来るとは!それだけでもうウキウキです。私が吹替を務めるのは、エルファバを見出だすシズ大学の魔法学の権威マダム・モリブル。語りかける様に彼女に出会えた喜びを歌うところから一変、物語が進むにつれ変化して行くミシェル・ヨーの表情が素晴らしいのです。もし魔法が使えるなら、エルファバやグリンダ並みの歌唱力が欲しいですね(笑)
仲良くなった正反対の性格のふたりがそれぞれの運命を辿る切なさ、それでも力強く生きて行こうとするふたり。映像ならではの魔法の世界を存分にお楽しみ下さい!
<大塚芳忠(オズの魔法使い役)>
これまで多くの作品にてジェフ・ゴールドブラムの吹替を担当させていただきましたが、歌唱は初めてのことでしたので、どんな仕上がりになっているのか…ドキドキしております(笑)本作のオズの魔法使いはジェフ・ゴールドブラムにぴったりのハマリ役だと思いました。どんな役を演じていても不思議なムードを醸し出す彼が満を持していよいよ魔法使い!変幻自在、神秘的、いい加減だけど知的。これ以上の魔法使いは考えられないかもしれません。彼とこの映画のおかげで夢とファンタジーと魔法の世界にたっぷり浸ることが出来ました。皆様にもぜひ映画館に足を運んでいただき、素晴らしい作品の世界観を楽しんでいただきたいです!
<山寺宏一(ディラモンド教授役)>
「ウィキッド」がシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデ主演で映画化されると知り、是非とも参加したいと思っていたので、オファーを受けたときは最高に嬉しかったです!これまでも動物役は数多く演じて来ましたが、ここまで見た目がリアルなヤギは初めてです(笑)ヤギと言っても、知性と威厳と優しさを併せ持つ立派な教授。迫害される事への恐れや怒りも含め、ピーター・ディンクレイジさんの声をしっかり聞いて演じたつもりです。これぞファンタジーエンターテインメントの決定版といえる素晴らしい作品です!是非とも我がシズ大学へのご入学をお待ちしています。
<武内駿輔(語り手役)>
今回かなり力の入った制作になるとお伺いしていました。結果として自分もその一員として作品に参加できることがとても光栄です。自分の担当するキャラクターとシーンは、舞台上での演技やミュージカル歌唱がメインとなっていますので、映画の中ではありますが、より没入して舞台を楽しんでいただけるような表現を目指しました。目線や仕草に合わせた、細かいニュアンス等は台詞、歌詞共にこだわって取り組んだポイントです。個人的に使いたい魔法は、動物と話せる魔法です。自分のわんこと対話してみたいなといつも思っています。クラシカルさと大胆さを兼ね備えた本作を、ぜひ映画館で体感いただけますと幸いです。
『ウィキッド ふたりの魔女』

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3月7日(金)より、全国ロードショー!
出演:シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョナサン・ベイリー、イーサン・スレイター、ボーウェン・ヤン、ピーター・ディンクレイジwithミシェル・ヨーandジェフ・ゴールドブラム
監督:ジョン・M・チュウ(『クレイジー・リッチ!』『イン・ザ・ハイツ』)
製作:マーク・プラット(『ラ・ラ・ランド』『リトル・マーメイド』)、デヴィッド・ストーン(「ウィキッド」)
脚本:ウィニー・ホルツマン
原作:ミュージカル劇「ウィキッド」/作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ、脚本:ウィニー・ホルツマン
日本語吹替版キャスト:高畑充希、清水美依紗、海宝直人、田村芽実、入野自由、kemio、ゆりやんレトリィバァ、塩田朋子、大塚芳忠、山寺宏一、武内駿輔ほか
日本語吹替版スタッフ:三間雅文(台詞演出)、蔦谷好位置(音楽プロデューサー)、高城奈月子(歌唱指導)、吉田華奈(歌唱指導)
配給元:東宝東和