『Here』(原題)が、邦題を『HERE 時を越えて』として4⽉4⽇(⾦)に⽇本公開されることが決定。予告とポスタービジュアルが解禁された。
リチャード・マグワイアのグラフィックノベル『HERE』を原作とする同作。「すべては、ここ(HERE)で起こる」というテーマのもと、地球上のある地点にカメラが固定され、その視点が捉える場所で生きるものたちを紀元前から現代まで映し出す壮大な物語となっている。物語の中心となるのはリチャードとマーガレットの夫婦。1945年、戦地から帰還したアルと妻のローズが家を購入し、やがてリチャードが生まれる。世界が急速に変化していく中、絵の得意なリチャードはアーティストになることを夢見ていたが、別の高校に通うマーガレットと恋におちて、思いがけない人生が始まる。
監督を務めるのは、1994年に公開されてアカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞など6部門を受賞し、日本でも約38億円の興行収入を記録した『フォレスト・ガンプ/一期一会』などを手掛けたロバート・ゼメキス。リチャード役はトム・ハンクス、妻・マーガレット役はロビン・ライトが務め、3人が『フォレスト・ガンプ/一期一会』以来30年ぶりに顔をそろえることとなった。また、撮影や音楽、衣装にも『フォレスト・ガンプ/一期一会』に携わったスタッフが集結している。
監督は「一緒にやっていて楽しいと思える才能ある人たちと仕事をしようと常に心掛けている。いつも一緒に仕事をすると楽しめるトムやロビン、(脚本家の)エリックともまた何かできるチャンスを窺っていた。今回、そういうチャンスが巡ってきて興奮したよ。トライするのは当然だと思ったよ」と述べた。トム・ハンクスは「ロバートは間違いなく信頼ができる。ロビンはこれまで多忙で、スケジュールがうまくはまらなかったりしましたが、いつも私は一緒にやりたいと思い浮かべていた。(念願が叶い)一緒に作品を作ることができてうれしかった」とコメント。ロビン・ライトは「キャリアの中でも最高の体験だった。『フォレスト・ガンプ』でもそう思ったけれど、今回ロバートとは4度目で一緒にやって、トムとロバートは6か7度目だと思うが、旧知の仲の人と仕事をするのは、自分の今の年齢やキャリアを考えると貴重。必然とも言えるし、もはや家族。それがあるから、お互いの考えていること、やり方もよくわかっている」と語っている。
解禁された予告は、リチャードが後に妻となるマーガレットを家で父親に紹介するシーンからはじまる。その後、太古の時代から現代までの時代を超えた様々な場面や、10代から70代までの様々な年齢のリチャードとマーガレットが映し出されていく。最後は、窓からあたたかな光が射す中、70代となったリチャードがマーガレットの手を引きながら、「僕らの家だった、『ここ』に住んでた」と語りかけるシーンで終わっていくものとなっている。なお、トム・ハンクスとロビン・ライトは、演技をしているその場でモニター上で様々な年代の顔に入れ替わる最新のVFX技術を使い、10代から70代までをひとりで演じきっている。
『HERE 時を越えて』

監督:ロバート・ゼメキス 原作:リチャード・マグワイア 脚本:エリック・ロス&ロバート・ゼメキス
出演:トム・ハンクス ロビン・ライト ポール・ベタニー ケリー・ライリー ミシェル・ドッカリー
2024年/アメリカ/英語/104分/カラー/5.1ch/ビスタ/原題:HERE/字幕翻訳:チオキ真理/G
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ ©2024 Miramax Distribution Services, LLC. All Rights Reserved.
2025年4月4日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー