『東京お台場トリエンナーレ2025』の会期、アーティスティックディレクター、第一次となる出展作家の発表が行われた。
5月に開催発表が行われていた同イベントは、東京都と一般社団法人お台場トリエンナーレ実行委員会が主催し、日本科学未来館などが協力。観光地や2021年開催の東京オリンピック / パラリンピック会場として国内外に広く知られるお台場を舞台に、現代アートを中心とする国際芸術祭を開催するのは初の試みとなる。会場として、現時点では台場公園、フジテレビ本社屋と湾岸スタジオ、日本科学未来館の4箇所が発表されている。
今回の発表では、会期が2025年10月18日(土)から12月25日(木)までに決定。あわせて「泰平の眠りを覚ます上喜撰 ー野生とカオスと新世界ー」をテーマとすることも発表された。アーティスティックディレクターは建畠晢、三木あき子、 山峰潤也の3名が務める。
第一次として発表された出展作家は、草間彌生、笹岡由梨子、アブラハム・ポワンシュヴァル(Abraham Poincheval)、ヤギの目、ルー・ヤン(Lu Yang)、Blast Theoryの6組。今後も参加アーティストが順次発表され、全体で40組ほどが招聘される予定となっている。
さらに、植原亮輔と渡邉良重によるデザインユニット・KIGIが手掛けたキービジュアルも公開された。ロゴマークは、お台場の「o」にかつてお台場に建設された砲台の口、そしてトンネルの入口のイメージを重ね合わせたもの。KIGIによるコメントも到着している。
東京お台場トリエンナーレの舞台であるお台場という土地を紐解くと、武器である砲台が、その役目を果たすことなくそのまま残された歴史があります。使われずに残された砲台の砲口を覗き込むと、それは砲口ではなく、未来へのタイムトンネルなのではないか? “o”は砲口でありトンネルの入口である。そんなイメージが頭に浮かび、odaibaの“o”をロゴにしました。トンネルを抜けるとそこは別世界、という物語が古今東西描かれているように、トンネルの存在は現実世界と異世界をつなぐ象徴でもあります。この芸術祭は現在と未来、現実と非現実を繋ぎ、私たち(作家や鑑賞者)を行き来させる。アートは未来を創造し、創造は未来をつくる。これが、ロゴ及びメインビジュアルに込められた想いです。
キービジュアル コンセプト KIGI
『東京お台場トリエンナーレ2025』 泰平の眠りを覚ます上喜撰(じょうきせん) ―野生とカオスと新世界―
会期:2025年10月18日(土)- 2025年12月25日(木)
会場:台場公園、フジテレビ本社屋・湾岸スタジオ、日本科学未来館ほか
*上記ほか、随時公開予定
主催:東京都、お台場トリエンナーレ実行委員会
後援:港区、江東区、品川区
協力:日本科学未来館ほか
チケット:2025年5月以降 詳細発表
SNS:
X(旧Twitter) @tot2025_art
Instagram @tokyo_odaiba_triennale
#東京お台場トリエンナーレ2025 #TokyoOdaibaTriennale2025