アメリカ・ラスベガスのエンタテインメント施設「Sphere」と、アニメ『ONE PIECE』のコラボレーションが、現地時間6月10日(月)から16日(日)まで実施された。
「Sphere」は2023年9⽉に開業した世界最⼤級の球体アリーナ。東京ドームの約2倍となる⾼さ約112m、同約1.5倍となる幅約157mの大きさをほこり、1万8600人を収容可能。コンサートなどの会場として使われるほか、ダーレン・アロノフスキー(Darren Aronofsky)が手がけた18K解像度のイマーシブフィルム『postcard from earth』が世界最大のハイビジョンスクリーンに投影されるプログラムなどが実施されている。
球状のフルスクリーンとなっている外壁ビジョンのコンテンツとして上映された『ONE PIECE』の映像は、原作者・尾田栄一郎監修の新規かきおろしを含む90秒のアニメーション。同作の主⼈公、モンキー・D・ルフィをはじめとした⼈気キャラクターたちや、2024年に放送25周年をむかえるアニメの名場面が続々と「Sphere」外周を彩る内容となっている。なお、日本のコンテンツが「Sphere」で放映されるのは今回が初めて。
今回のコラボレーションを応援するため、「⻨わらの⼀味」の船⼤⼯・フランキーの声優を務める⽮尾⼀樹も現地まで渡航。インタビューに対して「スフィアの映像は、ラスベガスだけでなく、地球全体をワンピースが乗っ取ったような感じがしました」「ルフィの顔が球体に映し出された瞬間の可愛さと、ルフィの笑い顔が最⾼! さらに25周年の名場⾯が散りばめられていて、最⾼に素敵な映像になっていました」など喜びのコメントを残し、現地を訪れた世界中の『ONE PIECE』ファンとも交流を楽しんだ。
また、コラボ期間中はラスベガス市内のワンピースカフェにも多くのファンが訪れ、開店前に行列ができるなどの盛況がみられた。
今回の上映とアニメ『ONE PIECE』の25周年を祝し、尾田からの直筆メッセージも到着している。
<原作者・尾⽥栄⼀郎⽒の直筆メッセージ>
Sphere in ラスベガスーゆうてますけどアメリカのラスベガスにこういう巨⼤球体スクリーンがあるのをご存知ですかー!?ここに⽇本のコンテンツとして初めてONE PIECEが映し出されます!話しても仕⽅ない動画で確認してください!! アニメONE PIECE25周年おめでとうー!!