少年王者舘の舞台『それいゆ』が7月11日(木)から14日(日)まで、愛知・名古屋の七ツ寺共同スタジオで上演される。
1982年に天野天街によって旗揚げされた、少年王者舘。名古屋を拠点に活動しており、映像や音響を駆使してイメージを喚起させる手法や言葉遊びを多用した脚本、メンバーの振り付けする幾何学的ダンスを特徴としている。
『それいゆ』は1998年に初演され、2003年にも再演された。満州からの帰還の途にある少年兵と、その帰りを待ちつづける家族を軸に、様々なモチーフを「ふたつの太陽」に見立てながら展開していくという。
脚本・演出を務めるのは天野天街。出演者には夕沈、山本亜手子、雪港、小林夢二、宮璃アリ、池田遼、水柊、る、巴音、近藤樺楊、井村昂、飯塚勝之、今井美帆、後藤美智子、佐伯ピン子、早乙女桜子、新部聖子、田口田一田一、ビードロ・ポンピイ、森春介、廻飛呂男が名を連ねている。
同公演は名古屋での上演の後、7月25日(木)から29日(月)まで東京・下北沢のザ・スズナリ、8月9日(金)から11日(日)まで京都のTHEATRE E9 KYOTO、8月23日(金)と24日(土)に高知の高知県立県民文化ホール オレンジホール舞台上舞台で上演される。
【天野天街のコメント】
新人がたくさん入ったこと、自らの病気からの再生を考えた。
ある意味似通った状態で、二度あることは三度あるの、三度目をやっておきたかった。
「それいゆ」は、初々しい衣を纏って「死と再生」を提示しているように感じられ、
やるなら今しかないと、思った。