東京都内52の美術館 / ギャラリーが参加する『アートウィーク東京 2024』が、11⽉7⽇(⽊)から10⽇(⽇)まで開催される。
『アートウィーク東京』(略称:AWT)は、2021年から開催されている現代アートの国際的なイベント。⽂化庁協⼒のもと、スイスで開催される世界最大級のアートフェア『アートバーゼル』(Art Basel)と提携し、アートを多角的に体験できる様々なプログラムを通して東京の現代アートの「いま」を発信することを目的としている。
会期中には、「買える展覧会」がコンセプトの展覧会「AWT FOCUS」を虎ノ門の大倉集古館で開催。美術館での作品鑑賞とギャラリーでの作品購⼊という体験を掛け合わせて現代アートをキュレーションするプログラムとなっており、出展作品はすべて購入可能。監修は森美術館館長 / 国立アートリサーチセンター長の片岡真実が務め、「Earth, Wind and Fire」をテーマに日本とアジア太平洋地域のアートに見られる宇宙観から未来を考える展開が予定されている。
また、ビデオプログラム「AWT VIDEO」はニューヨーク・スカルプチャーセンターのディレクターであり、美術評論家 / アーティストのソフラブ・モヘビ(Sohrab Mohebbi)が監修。参加ギャラリーのアーティストの映像作品から厳選したビデオプログラムを上映する内容となっている。
さらに、南青山のemergence aoyama complexでは「AWT BAR」をオープン。気鋭の建築家がデザインする空間で、新世代のシェフがイベントのために考案する料理やアーティストとのコラボレーションカクテルを提供。国内外のアートファンやプロフェッショナルが集う憩いの場として人気のプログラムとなっている。
『アートウィーク東京』会期前から会期中にかけては、シンポジウムやオンライントークシリーズなどからなる「AWT TALKS」を展開。国内外のキュレーターや思想家を招いた議論を通じ、業界の最前線のトピックや課題、歴史などを伝える。また、これからコレクターを⽬指す人に向けたガイドツアーやセミナー、子どもや若年層が対象のアートエデュケーションプログラムを通して、これまでアートとの接点がなかった人や敷居の高さを感じていた人にも学びの場を開く内容となっており、プログラムの詳細は9月頃に発表される。
イベントには、2024年7月に麻布台ヒルズにオープン予定のペース・ギャラリーを含む、過去最多となる52の美術館 / ギャラリー / アートスペースが参加。これらのアートスペースや『アートウィーク東京』のプログラム会場を、「アートウィーク東京モビールプロジェクト」の一環として無料シャトルバス「AWT BUS」が巡回。運行ルートは8月頃発表予定となっている。
開催に際し、イベントディレクター・蜷川敦⼦、アートバーゼルからのコメントが公開されている。
2024年度のアートウィーク東京開催に向けて ディレクター・蜷川敦⼦のコメント
アートウィーク東京は、アートの世界に深く触れられる芸術祭の要素に、作品の収集を目的とするアートフェアと、アートを学ぶスクールを掛け合わせた新たな形のアートイベントです。誰もがより気軽に、より自由に、そしてより深くアートの世界を探索できる開かれた場を提供すると共に、世界のアートの文脈に東京を織り込む役割も果たしてきました。本格的なローンチから3回目となる今年も、アートコミュニティーが一丸となって東京のクリエイティビティーを後押しするための場づくりを続けていきます。
アートバーゼルのコメント
アートウィーク東京は、日本の芸術文化分野で活躍する才ある人々に焦点をあてることで東京の豊かなアートシーンを讃えると共に、そのコミュニティーが一堂に会する機会を提供しています。アートウィーク東京との密な連携は、アートバーゼルのアジア地域での活動の要となる共生的なパートナーシップであり続けてきました。これは、新しいアートイベントのありかたを通して、ギャラリーとそれを支えるアートのエコシステムの持続可能な成長へ寄与していくことを重んじるアートバーゼルの姿勢に通じるものです。参加者が東京のアートシーンに浸り、深く、総合的に文化を体験する場を提供するアートウィーク東京の成功は、アート界における東京の地位のさらなる向上につながると考えています。
アートウィーク東京
名称:アートウィーク東京(欧⽂:Art Week Tokyo、略称:AWT)
会期:2024年11⽉7⽇(⽊)〜11⽉10⽇(⽇) 10:00〜18:00
会場:都内の参加美術館・ギャラリー、AWT FOCUS、AWT BARほか各プログラム会場
主催:⼀般社団法⼈コンテンポラリーアートプラットフォーム
提携:アートバーゼル(Art Basel)
特別協⼒:⽂化庁
アートウィーク東京モビールプロジェクト
名称:アートウィーク東京モビールプロジェクト
会期:2024年11⽉7⽇(⽊)〜11⽉10⽇(⽇) 10:00〜18:00
主催:東京都/アートウィーク東京モビールプロジェクト実⾏委員会
料金
– AWT BUSの乗⾞無料。
– 参加ギャラリーの⼊場無料。参加美術館ではAWT会期中に限り所定の展覧会にてAWT特別割引適⽤。
– AWT FOCUSの⼊場⼀般有料(⾦額未定)、学⽣・⼦ども無料。
参加施設(全52施設)
・美術館・インスティテューション
アーティゾン美術館 / 銀座メゾンエルメス フォーラム / 国立新美術館 / 資生堂ギャラリー / 東京オペラシティ アートギャラリー / 東京国立近代美術館 / 東京都現代美術館 / 東京都写真美術館 / 東京都庭園美術館 / プラダ 青山店 / 森美術館 / ワタリウム美術館
・ギャラリー
ウェイティングルーム / XYZコレクティブ / MEM / オオタファインアーツ / カイカイキキギャラリー / カナカワニシギャラリー / カヨコユウキ / ケンナカハシ / コウサクカネチカ / コタロウヌカガ / ギャラリー小柳 / 小山登美夫ギャラリー / シュウゴアーツ / スカイザバスハウス / スノーコンテンポラリー / タカ・イシイギャラリー / タグチファインアート / タクロウソメヤコンテンポラリーアート / タケニナガワ / タリオンギャラリー / タロウナス / 東京画廊+BTAP / ナンヅカアンダーグラウンド / 日動コンテンポラリーアート / ハギワラプロジェクツ / PGI / ファーガス・マカフリー / フイギユア / ブラム / ペースギャラリー / ペロタン東京 / ポエティック・スケープ / ミサコ&ローゼン / ミサシンギャラリー / ミヅマアートギャラリー / 無人島プロダクション / ユタカキクタケギャラリー / ユミコチバアソシエイツ / リーサヤ
※AWTの⼀覧表記ルールに基づく施設名称表記の50⾳順です。
※シャトルバスのルートは8月頃に発表予定です。
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