劇団「東のボルゾイ」による新作ミュージカル『ガタピシ』が、4月13日(土)から21日(日)まで東京・すみだパークシアター倉にて上演される。
脚本家の島川柊、作曲家の久野飛鳥、演出家の大舘実佐子が主宰する「東のボルゾイ」は、3人が東京藝術大学在学時に「日本人の身体と言語を炸裂させるミュージカルを作る」という目的で始動。セクシャルハラスメントとセカンドレイプを描いたバッドナイトコメディ『バウワウ』、自己に潜んでいる差別意識に向き合ったミュージカル『IBUKI』など、現代社会の問題に切り込んだテーマを扱いつつ、前作『イエスと言え』では会話や心情にピアノの生演奏が介入する「音楽介在会話劇」を繰り広げるなど、独創的なスタイルの演劇を次々と生み出している。
同劇団にとって6作目となる『ガタピシ』は、現代社会において満たされているはずなのに鬱屈としている若者たちと、それに向き合う一人の教師を描いたミュージカル。2チーム制での公演となり、A班の主演はユーリック永扇、B班の主演は白鳥光夏が務め、教師役はシングルキャストで森加織が演じる。
また、同作でも芝居と音楽の相乗効果が追求され、ピアノとチェロの生演奏が用いられる。ピアノは主宰の一人で作曲も担当している久野、チェロは同じく東京藝術大学出身の下島万乃が演奏する。
チケットはLivePocket、こりっちで発売中。公演によって料金は異なり、20歳以下を対象としたU20チケットも販売されている。
東のボルゾイ第6回公演 新作ミュージカル『ガタピシ』
・劇場:すみだパークシアター倉
・上演期間:2024年4月13日(土)~4月21日(日) 全12公演 (各班6公演)
・主催:東のボルゾイ
・助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】
◯製作
脚本・作詞:島川柊
作曲・Pf.演奏:久野飛鳥
演出・美術デザイン:大舘実佐子
企画製作:東のボルゾイ
◯出演
イト役:ユーリック永扇(A班)/白鳥光夏(B班)
キヌ役:桂芽来(A班)/高羽里奈(B班)
アサ役:藍実成(A班)/丸山真矢(B班)
ハリ役:大根田岳(A班)/寺岡拓海(B班)
ワタ役:細谷美貴(A班)/阿部美月(B班)
ニット役:圷智弘(A班)/斎藤英明(B班)
先生役:森加織
アンサンブルキャスト:泉里晏 侑沙 臼井友紀乃 春日紗矢子 栗原彩夏 鈴木美紀 泰道明日香 千葉花梨 松井優花 松永トモカ 村上真理奈 山岸美月
◯演奏
ピアノ:久野飛鳥
チェロ:下島万乃