映画『マダム・ウェブ』(原題:MADAME WEB)が2月23日(金・祝)に公開される。
マーベル初の本格ミステリー / サスペンスであり、未来予知やテレパシーでスパイダーマンを救う能力者、マダム・ウェブの若き姿、キャシーを追う同作。
『ヴェノム』シリーズ、『モービウス』、2024年公開予定の『クレイヴン・ザ・ハンター』など、スパイダーマン関連のキャラクターを描く『ソニー・スパイダーマン・ユニバース(SSU)』の最新作である『マダム・ウェブ』の公開を前に、これまでのSSUシリーズをおさらいしよう。
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『ヴェノム』(2018)、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)
SSUシリーズ第1弾として登場した『ヴェノム』。敏腕記者エディ・ブロック(トム・ハーディ)は、人体実験で死者を出しているという「ライフ財団」の真相を追う中、「シンビオート」と呼ばれる地球外生命体と接触、寄生されてしまう。「一つになれば、俺たちはなんだってできる」とシンビオートはエディと一体化し、ヴェノムとして名乗りを上げる。
『ヴェノム』シリーズ第2弾『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』では、さらなる凶悪ヴィラン「カーネイジ」が登場。連続殺人鬼・クレタスが取材中のエディに噛みつき、エディの血液中に生息しているシンビオートを自身の体内に取り込んでしまう。クレタスの狂気とシンビオートが結合し「カーネイジ」として覚醒。世に放たれてしまったカーネイジが引き起こす大殺戮に、エディ、そしてヴェノムが立ち向かう。
グロテスクなビジュアルで容赦なく人や敵を襲う激しいアクションに加え、残虐ながらお茶目な一面もあるシンビオートとエディのコミカルな掛け合いが人気を博している『ヴェノム』シリーズは、現在第3弾が製作中。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のポストクレジットシーンと『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にて、エディが一時的に『ホーム』シリーズ(MCU版)の世界線に飛ばされていたことが分かっており、今後トム・ホランド主演版スパイダーマンと絡んでいくのかどうか、注目されている。
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『モービウス』(2022)
「ヴィラン」と「天才医師」という2つの顔を持つダークヒーローの悲哀を描く『モービウス』。天才的な頭脳を持つ医師マイケル・モービウス(ジャレッド・レト)は、幼い頃から患っていた血液の難病を治すため、コウモリの血清を自ら投与するという危険な治療法を試してしまう。彼の身体は驚くべき変化を遂げ、超人的な筋力とスピード、飛行能力や周囲の状況を瞬時に感知するレーダー能力まで手にするが、代償として抑えきれない血への渇望に苦しむこととなる。人間としての自我を保とうとするモービウスだが、身体にはさらなる変異が起こり始める。
同作でも、スパイダーマンの世界でおなじみの巨大軍需企業オズコープ社のビルやデイリー・ビューグル紙が登場。さらには『スパイダーマン:ホームカミング』のヴィランであるヴァルチャー(マイケル・キートン)もなぜかこの世界線に登場しており、大きな話題になった。