コンプソンズの新作公演『岸辺のベストアルバム!!』が1月24日(水)から28日(日)まで、東京・下北沢の小劇場B1で上演される。
2016年に明治大学の演劇サークル「実験劇場」を母体に発足したコンプソンズ。現実から虚構を縦横無尽に渡り歩く作風が特徴となっている。
同作は夏希、千秋、冬美という3人の、季節の入った名前を持つ女性を中心とした作品。作・演出を務めるのは金子鈴幸。出演者には近藤強(青年団)、佐藤有里子、笹野鈴々音、佐野剛(江古田のガールズ)、西山真来(青年団)、端栞里(南極ゴジラ)、波多野伶奈、藤家矢麻刀、大宮二郎、宝保里実、星野花菜里が名を連ねている。
また1月24日(水)19時回には映画監督の吉田大八、1月25日(木)19時回には漫画家・作家の天久聖一を招いたアフタートークが実施される。チケットは現在発売中。
【金子鈴幸のコメント】
毎回、真っ白で苦し紛れな状況で新作は書いてます。このタイトルも以前思いついたまま「や、俺は好きだがさすがにふざけすぎか……」と思い胸の奥にしまっておいたものです。今回いつも以上に苦し紛れで、とりあえずタイトルだけでも決めねば、という状況で「えいや!」と踏み出してしまいました。このタイトルでやりたいという思いがずっとあったのだとその時気づきました。
そして先ほど、山田太一先生の訃報に接しました。まず心よりご冥福をお祈りします。山田太一作品には多大な感銘と影響を受けてきました。奇しくももじったようなタイトルですが、内容に関係があるかどうかは分かりません。しかし、偉大な先達の、遠すぎる背中に少しでも追いつくような気持ちで挑みたいと今は思っております。よろしくお願いいたします。