旧ソ連出身の映画作家アンドレイ・タルコフスキー監督『ノスタルジア 4K修復版』が、2024年1月26日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国の劇場にて順次公開される。
54年という短い生涯のなかで8本の劇映画を世に送り出し、今なお多くの映画人や芸術家に影響を与え続けるタルコフスキー。同作は母国の厳しい検閲を逃れて初めてイタリアで制作された6作目の長編で、モスクワからイタリアにやってきた詩人アンドレイ・ゴルチャコフと女性通訳のエウジェニアが描かれている。ふたりは、ロシアの音楽家パヴェル・サスノフスキーの足跡を辿る旅をしていたが、世界の終末が訪れたと信じて人々に狂信者と噂されるドメニコという男に出会い、アンドレイは「世界の救済」を託される。
日本初公開から40周年の節目に公開されることとなった4K修復版は、2022年に同作の撮影監督を務めたジュゼッペ・ランチ監修のもと、ローマのチネテカ・ナチオナーレの協力で修復され、『ボローニャ復元映画祭2022』でワールドプレミアされたもの。公開決定にともない新たなポスタービジュアルもつくられ、エウジェニアの後ろ姿を捉えたカットが用いられている。
ノスタルジア 4K修復版
2024/1/26(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開
配給:ザジフィルムズ
監督・脚本:アンドレイ・タルコフスキー
脚本:トニ一ノ・グエッラ
撮影監督:ジュゼッペ・ランチ
出演:オレーグ・ヤンコフスキー、エルランド・ヨセフソン、ドミツィアナ・ジョルダーノ
1983/イタリア=ソ連合作/ビスタ/カラー/126分 原題:NOSTALGHIA
公式HP:http://www.zaziefilms.com/nostalghia4k/
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