マヌエレ・フィオールの漫画『秒速5000km』の日本語訳版が5月31日に刊行された。
マヌエレ・フィオールは、雑誌『Black』に短編作品を掲載しデビューしたイタリア出身の漫画家。2010年に刊行した『秒速5000km』では、アングレーム国際漫画祭で最優秀作品賞を受賞している。2015年にはオルセー美術館とのコラボ作品『オルセー変奏』を発表しているほか、日本では2017年に刊行された伊坂幸太郎の絵本『クリスマスを探偵と』で作画を担当している。
マヌエレ・フィオールの漫画作品としては初の日本語訳版となる『秒速5000km』は、イタリア、ノルウェー、エジプトの3カ国を舞台に、2人の少年と1人の少女の20年にわたる恋模様をフルカラーで描いた作品。巻末には同書の翻訳を務めた栗原俊秀による解説が収録されている。