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”お家事”ドラマ『対岸の家事』が結婚と育児の分断を超えた先で描くもの

2025.5.6

#MOVIE

©TBS
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孤独を抱える専業主婦とワーママと育休官僚の交流

公園で出会った詩穂と中谷(ディーン・フジオカ)©TBS
公園で出会った詩穂と中谷(ディーン・フジオカ)©TBS

本作は、2019年にドラマ化された『わたし、定時で帰ります。』を書いた朱野帰子による同名小説が原作。家事を一手に引き受けていた高校時代のヤングケアラーの経験から専業主婦を選んだ主人公・村上詩穂(多部未華子)が、仕事をしながら2児を育てるワーママ(ワーキングママ)・長野礼子(江口のり子)や2年間の育休中のエリート官僚・中谷達也(ディーン・フジオカ)らと交流を深めていく物語だ。境遇の異なる彼女たちだが、抱えている孤独は同じ種類のもの。専業主婦になることも、働きながら育児をすることも、2年間の育休を取ることも、決めたのは自分。だからこそ弱音は吐けないと、詩穂も礼子も中谷も自分の孤独と辛さを飲み込んでいる。しかし、詩穂だけは孤独にならないように、他の人を孤独にしないように行動をし続ける。

第1話ではギリギリの状態で仕事と育児を両立していた礼子に手を差し伸べ、第2話では公園で娘の佳恋(五十嵐美桜)との会話が噛み合わない中谷に協力し合おうと提案した。自分自身が孤独にならないため、礼子や中谷が限界を迎えないために、行動する詩穂。そして、その詩穂の行動は、礼子と中谷の、誰にも頼ることはできないと閉ざしていた心を少しずつ解いていく。

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