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レスキュードラマ『PJ ~航空救難団~』は現代における「最後の砦」となるか

2025.5.29

#MOVIE

©テレビ朝日
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スペシャリストを育成する教官と学生たちの物語

第5話で救難員課程を自ら辞退した藤木(石井杏奈)©テレビ朝日
第5話で救難員課程を自ら辞退した藤木(石井杏奈)©テレビ朝日

先日放送された第5話では、それまで人一倍の志を抱いていた藤木が救難員課程を自ら辞退した。卒業後に彼らが立ち向かうのは、決して手加減してくれない自然の脅威。海であれ山であれ、救難員の現場は場所を問わず、状況も選べない。人命を救うという使命の前では、過酷な試練を乗り越える精神力と相応のフィジカルが求められるのだ。

さて、「スペシャリストを育成する教官と学生たちの物語」と聞いて、フジテレビ系列のドラマ『教場』シリーズを思い浮かべた人も多いはずだ。『教場』では冷酷無比な教官・風間公親(木村拓哉)が、警察官としての適性がないと見なした学生に、容赦無く退学届を突きつける。スペシャルドラマ版の『教場』と『教場Ⅱ』は、いずれも警察学校を舞台に、風間の厳しい観察眼のもと、学生たちが無事に卒業できるかが一つの焦点になっていた。

『教場』と『PJ』で明らかに異なるのは、指導教官である風間と宇佐美の描かれ方だ。風間は、「越えるべき壁」として厳然と立ちはだかり、風間の存在自体が学生たちに覚悟を問う。一方の宇佐美は厳しいだけの存在ではない。熱血教官でありながら、学生たちにとっては、頼れる大人の代表として描かれているのだ。

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