メインコンテンツまでスキップ
NEWS EVENT SPECIAL SERIES

【2025年上半期振り返り・音楽編】若手ライター3人が国内外の注目作を語る座談会

2025.7.3

#MUSIC

ガールズグループにおける国産クラブミュージックリバイバル

キムラ:クラブミュージックと世代の話で言うと、いま、10年くらい前の日本のクラブミュージックがメインシーンに影響を及ぼしているような気がしています。『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』、通称=日プ女子というオーディション番組から出てきた、ME:Iというガールズグループがいるんですけど、4月に出た『MUSE』というシングルの収録曲が、全体的にマルチネ(=Maltine Records。tofubeatsらを輩出したインターネット発のレーベル)っぽいと自分の周りのDJやライターたちの間で話題になったんです。Avec Avecとか三毛猫ホームレス(いずれもMaltine Recordsのアーティスト)みたいな。

松島:あーー。

キムラ:同じシングルに収録されている“Affogato”という曲は、渋谷系ボッサというか、初期CAPSULEっぽい感じがある。他にも例えば、いまものすごく成功しているKAWAII LAB.(=FRUITS ZIPPER“わたしの一番かわいいところ”、CUTIE STREET“かわいいだけじゃだめですか?”などのヒットを生んでいるレーベル)のプロデューサーは、実際に中田ヤスタカとか増田セバスチャンとか、あの頃の「原宿かわいいカルチャー」みたいなものをリアルタイムで経験していた人ですし。10〜15年ぐらい前のクラブミュージックが、特にガールズグループに影響として出てきているのは強く感じますね。

松島:直接的にはHALCALIのリバイバルヒットもありましたよね。

キムラ:そうですね。あと、国外ですが、ソフィー(SOPHIE)『Product』の10周年記念版がつい最近出ましたけど、ソフィーもaespaを中心としたK-POPシーンとかに、ものすごく影響を及ぼしているなと思います。

RECOMMEND

NiEW’S PLAYLIST

編集部がオススメする音楽を随時更新中🆕

時代の機微に反応し、新しい選択肢を提示してくれるアーティストを紹介するプレイリスト「NiEW Best Music」。

有名無名やジャンル、国境を問わず、NiEW編集部がオススメする音楽を随時更新しています。

EVENTS