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フレンドリーなところは母親譲り
Celeina:SKYTOPIAさんのフレンドリーさは、昔からの性格ですか? それとも何かきっかけがあったんですか?
SKYTOPIA:僕の母親がかなりのFIST BUMPERなんです。ただ、きっかけで言うと、僕は昔シンガーソングライターをしていて、大学卒業後にロンドンでギター片手に路上演奏をやっていたんですね。Celeinaさんはわかると思うんですが、アメリカとかヨーロッパはすごくたくさんチップをもらえるんですよ。ある時から、笑顔でいた方がよりたくさんチップをもらえるなと気がついて。ちょっと腹黒いんですけど(笑)。
タカノ:大事なことだよね(笑)。
SKYTOPIA:親譲りの社交性と、そこにさらに笑顔っていいな、ポジティブだなという気づきが重なって、この性格になったんだと思います。
タカノ:SKYTOPIAさんの母ちゃんがもう超陽キャで、ハッピーな方で。でもレジェンドミュージシャンでもあって、すごい方なんですよ。
SKYTOPIA:お母さんに関するエピソードで僕も衝撃だったのが、2人でブラジルに行った時に、お母さんも音楽が好きなのでパーカッションのライブに行ったんですよ。ブラジルではポルトガル語が話されているんですが、僕らはポルトガル語があんまり流暢じゃないのに、お母さんが「あのパーカッショニストと友達になろう! 今すぐ行こう!」と言われて。さすがの僕も言語の壁を飛び越える母にびっくりしました。
タカノ:でも仲良くなっちゃうんでしょ?
SKYTOPIA:それでそのパーカッショニストのところに行って、向こうはポルトガル語なのに、「Drums, Drums! Teach me, Teach me!」みたいな感じで、笑顔でコミュニケーションを取って友達になっていました。
Celeina:わかりました。音楽と笑顔は国境を越えるんですね。
タカノ:確かにそれだ。あとやっぱり一歩踏み出す勇気。どうなるかわからないけど喋りかけてみるとか、そういう大胆さが大切ですね。
Celeina:SKYTOPIAさんの大胆さのエネルギーでこちらまで元気になりました。さあ、SKYTOPIAさんは11月に新しいアルバム『SIGNS(Deluxe)』をリリースされます。こちらが5月28日にリリースされたEPのリミックスやVIPを盛り込んだ1枚とのこと。VIPというのはなんでしょうか?
SKYTOPIA:普通、リミックスというと他の人にお願いするんですけど、自分でリミックスしたものですね。クラブカルチャーでは「VIP リミックス」と言ったりします。
タカノ:今日は、ラジオ初オンエアの曲を用意してくれたんですよね。
SKYTOPIA:『SIGNS(Deluxe)』から、初公開の曲を持ってきました。
タカノ:この曲には、スクラッチの日本チャンピオンになった、ヒラテマリノさんという方が参加しているんだとか?
SKYTOPIA:ヒラテさんは『DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIPS 2025』というスクラッチとDJの大会で今年優勝されたんですが、そんなヒラテさんと最近FIST BUMPしまして。“ODORIBA”という曲にはSigma-Tさんというラッパーが参加しているんですが、そこに日本有数の方が、スクラッチを入れてくれました。
タカノ:そこにも注目しながら聴きましょうか。
Celeina:それでは最後に曲紹介をいただけますでしょうか?
SKYTOPIA:はい。それでは聞いてください。SKYTOPIAで、“ODORIBA Remix feat. Sigma-T & ヒラテマリノ”。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann