グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
9月29日は、タカノさんがCeleinaさんに紹介したいお友達として、東京発のエレクトロニックミュージックを届けるサウンドプロデューサーのSKYTOPIAさんが登場。タカノさんとの出会いや、初対面の人と仲良くなるコツなどについて伺いました。
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MCタカノとSKYTOPIAの出会いは、「Spincoaster Music Bar」で開催されたパーティー
タカノ(MC):「FIST BUMP」は、10月からのリニューアルのため、9月30日でラストを迎えます。なので、29日と30日の2日間は、MC タカノとMC Celeinaそれぞれがグータッチして欲しいリアル友達をお迎えします。CeleinaさんにぜひFIST BUMPしてほしい僕のマジ友は、東京発のエレクトロニックミュージックを届けるサウンドプロデューサー、SKYTOPIAさんです!
SKYTOPIA:よろしくお願いします。
タカノ:実は、『フジロック(FUJI ROCK FESTIVAL)』でも少しだけCeleinaさんに紹介したんですよね。この2人がもっと仲良くなったら面白そうだなと勝手に思っていて、今日はお呼びしました。
Celeina(MC):SKYTOPIAさんは、タカノさんも参加している「Coldhot」のメンバーの1人ですもんね?
タカノ:バンドメンバーです。この前も一緒にサウナに行ったし、仲良しですね。
SKYTOPIA:「Coldhot」は3人組で、(タカノ)シンヤさんと、もう1人ngtkntrという友達がいて、3人で音楽を作っているんです。
タカノ:3人で先週末にサウナに行ったりしました。Celeinaさんから詳しいプロフィールをご紹介いただいてもいいですか?
Celeina:SKYTOPIAさんは、UKガラージやハウスを軸に、ポップな感性を活かしたサウンドを生み出すロンドン出身・東京を拠点にするサウンドプロデューサー。「Coldhot」や「KOMONO LAKE」のメンバーであり、かつては「Kero Kero Bonito」にも所属。さらに、水曜日のカンパネラのライブサポートメンバーとしても活動するなど、ソロ作品のほか幅広いアーティストとのコラボレーションやリミックスを手がけられています。サウナに一緒に行くほどの仲とのことですが、そもそも2人の出会いはいつごろですか?
SKYTOPIA:もう何年も前ですね。懐かしい。
タカノ:「Spincoaster Music Bar」という、Spincoasterが運営しているミュージックバーがあって、そこのパーティーで会ったんだよね。
SKYTOPIA:そうです。僕はロンドン出身なんですが、ヨーロッパと日本を行ったり来たりしていて、その後日本に戻ってきたんですよ。日本でネットワークを広げたいなと思っていたんですが、その「Spincoaster Music Bar」が、誰でも来て良いよ、みたいなパーティーをやっていた日があったので、それで行ってみたんです。
タカノ:グイグイ話しかけてくるから、「この人誰だ」と思ったら、実はお互いの音楽を聴いていたという。
SKYTOPIA:シンヤさんは「Frasco」というプロジェクトもやっていて、もともとSpotifyのプレイリストとかで聴いていてすごいアーティストだなと思っていたんです。あまり姿を出していないプロジェクトだったので、「Frascoの人なんですか!」みたいな感じで、グイグイ掘り下げていきました。
タカノ:そこで仲良くなって、一緒に音楽をやるような仲間になっていったんです。SKYTOPIAさんは結構グイグイ行くタイプなんですよ。
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人と仲良くなる上で大切なのは「ポジティブな笑顔」
Celeina:それは以前お会いした時も感じたんですよ。その時のエピソードを話してもいいですか?
SKYTOPIA:大丈夫だと思います(笑)。
Celeina:SKYTOPIAさんに初めてご挨拶したのは、『フジロック』の「THE PALACE OF WONDER」エリアだったと思うんですが、私とタカノさんともう何人かでグループになって話していたら、横をユセフ・デイズ(Yussef Dayes)さんが通っていったんです。私はファン目線で大興奮して「さっきFIELD OF HEAVENでライブ見てたんだよ!」って話たら、SKYTOPIAさんが「話しかけて感想を伝えに行ったら? 直接言った方がいいよ」と言ってくださったんですよね。でも私は「行けないですよ……」と殻を閉じちゃって。
タカノ:陰キャが出ちゃったんだね(笑)。
Celeina:私が足踏みしていたら、SKYTOPIAさんが「じゃあ俺行くわ」と言って、ユセフ・デイズさんの方に向かっていって、しっかり感想を伝えて、握手までして帰ってきたんですよ。
タカノ:すごいよね。それはどういう心境なの?(笑)
SKYTOPIA:タカノさんに「Frasco」の話をきっかけに話しかけたのと同じです。ユセフ・デイズさんの音楽はしっかり聴いているし、ドラムプレイが素晴らしくて僕も大好きで、ポジティブな感想をちゃんと持っているので、そういう純粋な思いを入り口に話しかければ、嫌がる人はまあいないかなって。演奏で疲れているかもしれないので様子は見つつですけどね。でも僕もミュージシャンだからわかりますけど、「音楽良かったですよ」と言われて嫌な気分になる人はいないですよ。
Celeina:でも大人になると、ピュアさだけではいけないというか、自分の中でストッパーをかけちゃうんですよね。人と仲良くなる上で、何かテクニックがあるんですか?
SKYTOPIA:やっぱり、さっき言ったポジティブな笑顔からスタートすることですかね。子供ってすぐ友達になるじゃないですか。子供時代を思い出して、さっき言った殻みたいものを1回破ってみる。第一印象もいい感じで、会話の雰囲気が良くなっていった中で、「友達になりましょうよ」と言ってみるといいと思います。本当に変な状況じゃなければ、「友達になろう」と言われて嫌な人っていないと思うんですよね。
タカノ:もう講座が始まっていますけれども(笑)。なぜ今日彼を呼んだかというと、FIST BUMPの達人だからなんですよ。
Celeina:もう感じていますよ。
タカノ:FIST BUMPをリアルでやっているというか。すごく友達が多いし、友達になる早さに俺もいつもびっくりしていて。だってこの前インドに行って、飛行機の中で友達を作っていたよね?
SKYTOPIA:友達とインドに旅行に行っていて、ニューデリーからバラナシに移動する時に、インド国内を運行する飛行機に乗ったんですよ。機内に何百人もいる中で、僕と友達の隣に座った人がたまたま日本人の方だったんです。もしかしたらちょっと恥ずかしがっちゃうかもしれないんですけど、「インドの国内線で日本人が隣に座るって奇跡じゃね?」と思って、「奇跡が起きましたね」というノリで話しかけたら、その方がインドの伝統的な太鼓楽器をやられているパーカッショニストだったんです。20年くらいインドの伝統楽器をされている方で、「もう友達になりましょうよ」というノリで仲良くなりました。
タカノ:その方はたしか、その楽器を弾ける、日本で2人しかいないうちの1人なんですよね?
SKYTOPIA:その方によると、その方ともう1人しか弾ける人がいないそうで、話が盛り上がりました。
タカノ:その方を自分のパーティーに呼んだりしていたよね。それで演奏してもらったりとかしていて。本当にすごいですよ。